依願退職?依頼退職と違う?退職金、失業保険との関係解説!

依願退職?依頼退職と違う?退職金、失業保険との関係解説!

依願退職の意味をご存知ですか?ニュースや新聞で聞いたり見たりしたことがある人がいるかもしれません。しかし、正確な意味はなかなか答えることができませんよね。ここでは、依願退職の意味から、退職金や失業保険を受け取ることができるのかまで、説明していきます。


「依願退職」という言葉の意味を知っていますか?

普段の生活では使われない言葉ですが、ニュースや新聞で見かける事が多いかと思います。あまり使う機会がないので、気にせずに「退職」という意味で捉えてしまっているかもしれませんが、「依願退職」という言葉を見かけるたびに本当の意味はなんだろう?とモヤモヤしませんか?

「依願退職」の意味を詳しく説明していくので、これを機にモヤモヤを解決しましょう!

依願退職とは

ニュースでよく見る依願退職

・◯◯学校の、〇〇才の体育教諭が体罰で、依願退職へ
・警察官が暴力団員との交際が発覚して、依願退職へ

このような、ニュースや新聞のコラムで、「依願退職」が使われているのを見かけませんか?これだけ見ると、依願退職には悪いことをした時の退職方法なのかな?と思ってしまうかもしれませんが、依願退職は必ずしも悪いことをしたときの退職方法ではありません。

クビは依願退職ではない

先ほどの例でいうと、悪いことをした人のニュースで依願退職が使われていました。体罰や暴力団員との繋がりで退職する理由は、「クビ」なのかな?と思いますよね。しかし、依願退職と記載されている場合は、クビではなく、退職者からの願いで仕事を辞めるということになります。

依願退職は自己都合退職に含まれる

退職は「自己都合退職」と「会社都合退職」の2種類に分けられます。

自己都合退職

1.従業員が退職を申し入れ、会社側の承諾を得て行う退職
2.従業員が退職を申し入れ、会社側の承諾を得ないままに行う退職
3.懲戒解雇(労働者が責任を負わなければならない理由による解雇)

会社都合退職

1.会社の倒産に伴う退職
2.事業所の閉鎖に伴う退職(働いていた支店閉鎖など)
3.解雇(人員整理など、労働者に責任を負わなければならない理由がなく行われる解雇)
4.退職推奨に応じて行う退職(リストラ)

依願退職が該当するのは、自己都合退職の1番です。つまり、労働者と会社側の合意のもとで仕事を辞めるときの退職方法ですね。逆を言えば、労働者から会社側へ退職希望の願いがあったとしても、会社側が承諾しなければ依願退職となりません。

依願退職?依頼退職?

非常に似ている言葉ですが、「依願退職」と「依頼退職」とでは全く異なる意味の言葉です。

依願退職:労働者からの願いにより退職すること
依頼退職:会社側からの退職勧告により退職すること(例えば、病気やリストラなどで退職勧告がされます。)

依頼退職の場合は会社都合での退職になるので、失業保険や退職金を多く受け取ることができます。意味が全然異なるので使用する際には気をつけてください。

なぜ依願退職が使われるのか?

ニュースで依願退職が使われるのは、警察官や教員などの公務員であることが多いです。公務員が業務続行が難しくなるほどの問題を起こした時には、「停職」という措置が取られます。

公務員の停職

停職とは、懲戒処分の一つで、一定期間において職務に従事させないという処分になります。つまり、停職期間中には賃金が支払われないため、減給よりもさらに重い処分となります。事実上の解雇に相当する「懲戒免職」に次ぐ重い処分とされています。

停職中の処分内容

一般公務員の場合は「停職」となった職員は「停職」後に職場復帰するケースがほとんどです。その際、生活やプライベート活動に特段の制限が加わることはありません。しかし、「停職」は懲戒処分のひとつなので、所属する組織によっては、ある程度の自粛が求められるようです。

警察官の停職 = 依願退職?

警察官の場合は停職は事実上の退職勧告であるとされています。特に、停職の期間が設けられていない場合は、労働者としては、退職するしか道が残されていないので、ほとんどの場合に退職することになります。

なぜ、クビではなく、依願退職?

依願退職という言葉は、公務員に限って使われるわけではありませんが、懲戒処分を受けた公務員が退職する時に、「依願退職」という言葉を意図的に使われます。その理由として、公務員の「身分保障」をするためであることが考えられます。

公務員は、本人の意向に反して降格させられたり、免職されたりしないと法律で定められているため、公表する際は、「本人の意思による退職である」ということを明確にする必要があり、それを強調するために依願退職という言葉を使っています。

依願退職の場合、退職金はどうなる?

依願退職の場合、退職金が満額

体罰や暴力団関係者との繋がりで依願退職したと悪いニュースで報道されていたとしても、依願退職である場合は、労働者と会社側の合意のもとでなされる退職であるため、一般的には、退職金は満額支払われます。例外として、企業が人員削減のため、依願退職者を募る場合があります。この場合は事前に退職金変更の規定を設けている場合があるので、減額されている可能性があります。

満額だけど低く見積もられる?

退職金は、勤続年数に見合った金額×支給率で決まります。勤続年数に見合った金額は固定ですが、会社側としても、悪いことをして、依願退職で辞めていく人にあまり多く支払いたくないですよね。なので、支給率を下げて、会社都合で退職しする人に差をつけたりすることもあるようです。

退職金の規定は会社側が決めることなので、気になる方は一度確認してみるといいかと思います。

依願退職は失業保険も自己都合扱い

依願退職の場合は、失業保険も自己都合扱いになります。ニュースに載っているような依願退職の例では、ほとんどの場合、急に退職することが決定するので、失業保険に加入する人が多いと思います。しかし、自己都合退職の場合は、失業保険を受給できるまでに3ヶ月程度要します。

失業保険制度は、会社都合によりやむを得ず退職しなければいけない人に対して手厚い制度となっています。依願退職の場合は、受給までに時間がかかり、受給金額も少ないので不利になってしまうので、転職先を探すなどの素早い対策が必要です。

転職に手こずっている人は、転職エージェントの利用をオススメします。

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依願退職の流れ

依願退職の場合は、労働者と会社の合意のもとで退職することになるので、会社と退職の交渉をした上で、「退職願」を提出することから始まります。会社側の承諾なしに、一方的に退職届を提出して仕事を辞める方法とは異なります。

依願退職のポイントは2つです。

・「退職願」などの書類で退職意思を伝える
・退職理由は「一身上の都合」

依願退職の退職願の提出方法

■提出方法

法律上は、退職願の提出方法は意図を伝えることができる方法であればなんでも大丈夫です。

・書類
・口頭
・メール
・電話
・LINE

様々な方法があると思いますが、「書類」、「口頭」で伝えることが良いとされています。特に大きな会社の上司となると結構世代も違ってくると思うので、「大事な連絡をLINEでするなんて常識がない」と思われてしまったり、そもそもLINEを使いこなせていなくて、メッセージが伝わっていない可能性もあります。LINEで簡単に済ませようと思って、上司に退職意思が伝わっていなかったら本末転倒ですもんね。

■注意点

退職願に退職希望日は記入しません。退職願はあくまでも「退職意思」を伝えるという目的で提出する書類です。退職日を決めていくのはそのあとの交渉なので、書類に記入することはやめましょう。ただ、提出したその日に話し合いをしたいと言われる可能性もあるので、退職願を提出するまでには、会社の就業規則をしっかり確認して退職希望日を決めておきましょう。

依願退職の退職願の例文

①退職願
                                         ②私儀

③この度、一身上の都合により、〇〇〇〇年〇〇月〇〇日をもって退職いたしたく、ここにお願い申し上げます。

                                     
××××年××月××日
                            ④△△部 △△課 退職太郎 印鑑
株式会社〜〜〜 
代表取締役〜〜〜

①冒頭では「退職願」であることを記入します。

②本文一行目の下部に「私儀」、「私事」と書きます。「私ごとではありますが、、、」という意味があります。

③自己都合退職の場合は「一身上の都合」が退職理由となります。

④名前の末尾に印鑑を忘れずに押しましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか?ニュースなどで見かける依願退職とはなんだったのか?解決できましたでしょうか?

少しでもお役に立てれば幸いです。

この記事のライター

新卒で入社した会社を8ヶ月で退職しました。
経験者だからわかる退職ノウハウを書きます!

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