裁量権の逸脱とは?濫用とはどう違う?裁量権についての解説!

裁量権の逸脱とは?濫用とはどう違う?裁量権についての解説!

裁量権の逸脱や濫用ってよく聞くけど、実際それがなんなのかを知らない人は多いと思います。また、自分の裁量権は大きい方が果たして良いのでしょうか。この記事ではそんな、知ってそうで知らないことが多い「裁量権」について解説しているのでぜひ読んでいってくださいね。

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まず裁量権ってなに?

社会人であれば、誰もが業務に対して何らかの権限や責任を伴っています。そして、その権限と責任の範囲内で自分で状況を決断し、業務を進めることを求められるのが会社という組織です。このような社内での仕事において、自己判断で仕事ができる権利のことを、「裁量権」と言います。つまり、裁量権が大きければ大きいほど、自分がやりたいように仕事をすることができる、ということになります。

【調査結果】あなたの会社は裁量権が大きいですか?

社会人を179名を対象に、「あなたの会社は裁量権が大きいですか?」というアンケートを実施したところ以下のような結果となりました。


大きいと感じる:18%

普通と感じる:19%

小さいと感じる:40%

わからない:23%


調査の結果、社会人の40%が裁量権が小さいと感じていることが分かりました

裁量権の逸脱とは?

それではその裁量権を「逸脱」するとは一体どういうことなのでしょうか。

裁量権の逸脱

よく裁量権の逸脱だ、とメディアに取り上げられるのは、主に国家行政機関での出来事であることが多いです。国家行政機関は国民の奉仕機関であるため、職員が定められている権利以上に権利を行使すると、それは越権行為とみなされ、違法行為にあたります。


これが裁量権の逸脱です。それでは、民間企業において裁量権を逸脱するとどうなるのでしょうか。もちろん、民間企業でも自分の権限を越えれば越権行為にあたりますが、違法性はありません。具体的に民間企業において、裁量権を逸脱するとどのようなメリット、デメリットがあるのでしょうか。

メリット

裁量権を逸脱するメリットとしては、会社内で自分が不自由を感じることなく仕事ができるようになる、ということが挙げられます。基本的に会社という組織においては、各部署の各役職において権限と責任の範囲が決まっていることが多いです。


しかし、プロジェクトを進めるにあたって他の部署との連携を図らざるを得ないこともことは少なくありません。そのため、どうしても裁量権の範囲内だけで行動しようと思うと、思うようにプロジェクトが進まないことがあります。このような場合に本来の裁量権を逸脱して、あらかじめ他の部署に連絡、根回しすることで、プロジェクトの進行を円滑にできる、というメリットがあります。また、それに伴う他部署での人脈の構築にも役立ちます。

デメリット

上記のようなメリットがある一方で、裁量権の逸脱をあまりにも頻繁にやりすぎることは避けなくてなりません。発覚すれば上司の責任問題になったり、社内での自分の立場を危うくすることにもなりかねません。また、巻き込んだ他部署とトラブルになる可能性もあります。そのため、頻繁に裁量権を逸脱することは決して賢い行為とは言えないのです。

「逸脱」と「濫用」の違いは?

裁量権の「濫用」という言葉もよく聞きと思います。それでは裁量権の「逸脱」と「濫用」この両者の違いは一体なんなのでしょうか。大きな違いの一つは権利の有無です。


逸脱は自分の裁量権を超えた行為とはいえ、会社のためにしている行為です。一方で、自分のために裁量権を超えて行動してしまった場合、それは裁量権の濫用となります。


つまり、裁量権の濫用とは、自らの権限と責任の範囲内で不適切なことを行うことを指します。例えば、人事権を持っている人が業績があるのに気に入らない部下を出世させないで、業績がないのに気に入っている部下を出世させた場合、それは裁量権の濫用にあたります。

就活においての裁量権

就活において裁量権の大きさを理由に企業を志望する人もいますが、果たして裁量権が大きいことは良いことなのでしょうか。

裁量権は自己決定権を意味しない

「若いうちから裁量権を得られるため御社を志望しました」。という志望動機は頻繁に聞く決まり文句の一つですが、果たして本当に意味がわかって使っている人はどのくらいなのでしょうか。


就活生の中でも成長意欲の高い人ほど若いうちから裁量権を持てることを企業に求めがちですが、必ずしも裁量権は自己決定権を意味しません。そのため、入社後にその裁量権を使って何をしたいのか、を明確に質問できるようにしておく必要性があります。


そこで言いあぐねてしまうと、裁量権の意味や、社会人としての責任というものをわかっていないという風に捉えられかねません。

裁量権の大きい企業に入るということ

それでは裁量権の大きい企業に入るということは、どういうことを意味するのでしょうか。

出世への道が開きやすい

裁量権が大きいと、自分がやりたい仕事をすぐに実行に移せるために円滑に業務をこなしていくことができます。そして、そのプロジェクトが結果を出せば、直接的に自分の功績となり、出世へとつながります。


また、自分の裁量権を用いて結果を出すことができれば、やりがいも感じることができるでしょう。このような経験を通して、自分の頭で考え、それを実行していくことで社会人としての成長に繋がるという点も、裁量権の大きい会社のメリットと言えます。

ストレス、リスクも大きい

入社後早くから責任のある業務に当たる可能性も多いので、ストレスが溜まったり、ハードワークになってしまうことは多いです。そのような環境下で仕事を続けていると、疲れからミスをしてしまい、ひいては全ての責任を自分一人で負うことにもなりかねません。


また、そのような自由度が高い会社はまだ創立して間もない企業であることが多く、福利厚生や研修制度が整っていないことがあります。そのため、そのような過労で体調を崩した場合でも保証が降りない可能性があります。加えてそのような会社はまだ業績が安定していないことも多く、倒産のリスクも否めません。

裁量権の大きい会社の特徴は?

それでは裁量権の大きい会社の特徴とはなんでしょうか

組織が積み木型組織である

組織は大きくパズル型と積み木型の2種類に分類できます。パズル型は、事業の型や役職がすでに決まっていて、そこに人材を当てはめていく企業形態のことです。パズル型の組ではあなたが入社した時には、すでに決まっている役職に対して社員が割り当てられています。


つまり、役職が空かないと後から入った社員は出世することができません。そのためこのような会社は年功序列であることが多いです。一方の積み木型は、新事業が生まれるにつれ、その都度役職が増えていく組織形態のことです。


つまり、パズル型の会社と違って役職が空かずとも昇進できる可能性があります。就活において裁量権の大きさを重視するのであれば、新しい役職や事業が作られる積み木型の組織に入社するのが良いでしょう。

役職につけるスピードが早い

多少、上記とかぶる部分はありますが、裁量権が大きい会社は入社してから役職につけるまでの時間が短いです。このような会社は成果重視なところが多く、若い社員でも出世している人が多いです。そのため社内の平均年齢が比較的若くなっています。また若手でも新規事業提案を提案しやすいところが多く、会社一体となって事業推進を進めていく社風であることも特徴です。

業務内容が細かく分業化されていない

仕事内容からも裁量権の大きさを判断することができます。細かい分業がなされている仕事はそれに伴ってすでに部署ごとに役割分担がなされています。そのため、与えられる裁量権は小さいことが多いです。


一方で、細かく分業されていない仕事は抽象度が高いので、仕事内容を、仕事の効率化の方法などを自らで考える必要があります。このような仕事の場合は必然的に裁量権は大きくなるでしょう。なかなか企業のHPだけでは判断できない場合はOB訪問で直接社員に仕事内容を聞いてみるのもいいかもしれません。

まとめ

裁量権の逸脱、濫用んの違いや、裁量権の大きい会社とはどういうものかここまで書いてきましたがいかがだったでしょうか。裁量権が大きいということは、その分責任も付きまとうということを意味します。しかし、今の会社では自由に働けない、もっと自分の能力を生かしたい、という人は裁量権の大きい会社への転職を考えてみるのもいいかもしれません。

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