業績不振の会社で働き続けるのは危ない?デメリットと退職方法!

業績不振の会社で働き続けるのは危ない?デメリットと退職方法!

近年の不景気の影響もあって業績不振に陥っている会社は少なくありません。大手企業が希望退職者を募集していることから、安定と言われていた大手企業も例外ではないことがわかります。この記事では、不景気の会社で働き続けるデメリットと不景気の会社を退職するタイミングと方法を説明します。


自分が働いている会社の業績不振を感じて「このままこの会社に勤めていて大丈夫かな?」と不安になる方も多いのではないでしょうか。近年では、働き方が大きく変わって新しい企業も増えていくことから、競合他社が多く存在する業界も少なくありません。


この記事では、業績不振が起きる原因や業績不振で働き続けるデメリット、転職のポイントなどをまとめています。

【調査結果】勤めている会社の業績は良いですか?

業績不振とは?

社会人を対象に、「勤めている会社の業績は良いですか?」というアンケートを実施したところ以下のような結果となりました。


すごく良い:7%

普通:39%

悪い:38%

わからない:16%


業績不振

業績不振とは、業績の勢いが衰えることを指します。会社の業績とは、その会社がなしとげた仕事を指し、その結果得られた売上や利益を意味することが多いでしょう。社内で「業績が伸び悩んでいる」「他所に比べて業績が落ちている」という話を耳にすれば、自分の会社が業績不振に陥っている状況であると考えられます。

業績不振が起きる原因

業績不振となる理由はいくつか存在します。一つは、時代の変化や流行によって単純に会社の商品やサービスの人気がなくなってしまった場合です。また、人気のある分野で競合他社が増え、顧客が他社に分散してしまったケースもあるでしょう。他にも、社内の争いや経営陣の価値観の違いで内部で混乱が進み、会社の方針が固まらず安定した経営が続かないといったこともあるようです。

業績不振の会社で働き続けるデメリット

あなたが突然、会社の業績不振を大きく変えることは難しいかもしれません。しかし、会社の業績不振があなたの働き方に与える影響は大きいでしょう。業績不振の会社で働くデメリットをいくつか挙げます。

成長できない労働環境

会社の業績不振が続くと、会社としても新しい事業への参入など費用のかかる事業をしない、縮小する傾向にあります。今の会社で色んなことに挑戦したいと考えていた人にとっては、仕事で挑戦する機会がなくなり、自分の成長が止まってしまう可能性があります。業務もできるだけ今の利益を保つように保守的な内容であったり、場合によっては経費削減に力を入れるよう会社から指示されることもあるでしょう。仕事に新しいチャレンジや、自分の大きな成長を求めている人にとっては、労働環境に対する不満を持ちながら働かなくてはいけない可能性があります。

職場の雰囲気が悪くなる

社員が会社の業績が悪いことを知ると、日々の話題は会社に対する不満や将来の不安ばかりとなり、仕事に対する周囲の雰囲気も悪くなる傾向にあります。業績を上げるよう厳しく経営陣に指導された上司が、そのイライラを部下にぶつけてしまったり、業務が増えた社員は残業や休日出勤が増え、精神的にゆとりがなくなってしまうこともあるでしょう。


仕事は結果や利益が全てではないですが、ある程度の安定した利益がなくては快適な環境で社員が働き続けるのは困難になってしまうのは仕方ないことかもしれません。

報酬が少なくなる

仕事内容や社内の雰囲気だけでなく、給料への影響もあるでしょう。数年の業績不振であれば、会社もできるだけ社員の給料は変えずに会社の経営を立て直そうと努力しますが、どうしても社員の報酬を下げる必要が出てくることもあります。


特に、小さな会社であればより会社の業績不振の影響を受けやすいかもしれません。初めは「何とか自分も頑張って、会社の業績を立て直そう!」と努力していた人も、自分の報酬が少なくなってしまえば会社に対する考え方も変わってしまいます。「会社のためにこれだけ頑張っているのに、どうして社員の報酬を下げるんだろう」と会社のやり方に不満を持ち始める人も少なくありません。

整理解雇される可能性がある

業績が悪化してしまえば、最悪の場合解雇されてしまう可能性まで出てきます。最初は社員の給料を下げていく方針を取っていても、それでは間に合わず給料を支払えないほど会社の利益がないこともあるでしょう。そうなった場合、会社は「整理解雇」という手段に出ます。


整理解雇とは、事業を継続することが困難な場合に行います。人員整理として使用者からの労働契約(雇用契約)の解除のことを指します。突然、何人かの社員が解雇を言い渡されることとなり、もしかするとその中に自分がはいってしまうこともあるでしょう。突然の解雇は、自分の人生にも大きな影響を与えますし、家族を持つ方は生活に不安を覚える人も多いはずです。

倒産する可能性がある

最も最悪なケースは、会社が倒産してしまうことです。会社が倒産してしまったときに最も不安なのが給料や退職金の未払いについてです。原則、労働者の報酬に関しては倒産手続き中に優先して支払いすることとなっていますが、場合によっては通常もらえるタイミングより遅れてしまったり、思っていたよりも額が少なかったというケースも考えられます。そのため、将来的な不安を持ちながら働き続けるよりも、倒産前に会社を辞めてしまうほうが精神的に楽だという人もいるでしょう。

業績不振を判断する基準

「最近、会社の業績が良くないかもしれない」と感じたら、自分の会社が業績不振かどうか以下のチェックポイントに沿って考えてみましょう。当てはまる項目が多ければ多いほど、会社の業績不振の可能性は高まってきます。

報酬をカットされる

周囲の社員を含め、賞与をカットされたり昇給がなくなるなど報酬をカットされていれば業績不振を疑って良いでしょう。自分だけが報酬をカットされるのであれば、自分の評価や業績が悪かったのだと判断できますが、他の社員も同様となると会社全体で業績不振が進んでいることが考えられます。


前もって通告がある場合は、今後の会社の方針や事業展開を視野に入れた計画的な戦略である可能性もありますが、特に突然の報酬カットには要注意です。さらに、それが続く場合は、業績回復の対策が思うように進んでいない兆候かもしれません。

希望退職者を募集している

会社が希望退職者を募集している場合、さらに業績不振が悪化している可能性が高いでしょう。整理解雇よりは前段階にいるものの、社員への報酬を支払うのが困難なほど経営が傾いていると考えられます。会社は希望退職者に一定のメリット(退職金アップなど)を伝えて希望者を募り、できるだけ円満に人件費を削減しようとしている状況と言えます。

会社を支えている重要な社員たちが辞めていく

経営が安定していれば絶対に辞めないような管理職の社員たちや、長年働いてきた上司が辞めてしまうなど、社内の離職が増えてくるのも危険信号です。特に、役職のある人たちは部下よりも会社の業績不振についていち早く情報を手に入れているはずです。


そこで「この会社にいても将来性がない」と考えて辞めていく人もいます。また、業績不振の原因が内部の争いによるもので、経営陣の意見がまとまらずに今の方針に賛同できない何人かの経営陣がまとまって辞めてしまうこともあるでしょう。業績不振による離職も、幹部の離職による業績不振の可能性もありますので、周囲の退職については敏感になっておく必要がありそうです。

経営状況がよくない噂が広まっている

すでに社内の人たちに会社の経営状況がよくない噂が広まっていれば、業績不振である可能性は高いでしょう。全国にある支部・支店が縮小される計画があったり、新規事業の進捗がストップしていたり、社長と会長が揉めていて今後の経営方針が大きく変わるかもしれないなどのよくない噂が社内では、飛び交っているかもしれません。全ての噂を鵜呑みにして一喜一憂することは好ましくないですが、ある程度社内の情報は収集しておくことも大切です。

業績不振の会社を上手に転職するポイント

倒産するまでに転職の準備を進めておく

業績不振の会社から転職するためには、整理解雇や倒産前にできるだけ早めに転職準備を進めておきましょう。特に、業績不振が進んでからは退職者の増加によって業務負担が増えたり、自分自身も転職活動どころではなくなってしまうこともあります。


また「いつ倒産するかわからない」という焦りで他社の面接を受けても、相手側には「早く今の会社を辞めたい」といった焦りだけが伝わってしまいます。ある程度余裕を持ち、転職先の候補を挙げたり、書類の準備等を進めることが大切です。

希望退職に応募する

すぐに退職先が決まった場合や、今の会社にい続けるより早く退職したいという場合は希望退職に応募するのも一つの方法です。希望退職をするメリットは主に2つあります。


一つは、通常の退職より好条件で退職できる場合が多いこと。退職金など退職時にもらえる報酬が多い可能性が高いでしょう。もう一つは、原則会社都合での退職となることです。例えば、せっかく入った会社で数ヶ月で自己都合退職しているのと、会社都合で退職している場合では面接や書類選考で与える印象は大きく変わってきます。そのため、自分の将来を考えて、希望退職に応募する人もいます。

転職エージェントを利用する

「自分ではなかなか良い会社が見つからない」「今の状況では、転職活動にかける時間を取りづらい」といった場合は、転職エージェントを利用するのも良いでしょう。業績不振が理由で退職するケースはそう多くないことから、転職先の選び方やこの退職理由で受け入れてくれる会社があるのかなど、不安を持つ人が多いはずです。


そんなときに役立つのが転職エージェント。自分に合った転職先を見つけるためにかかる時間も少なくできますし、より好条件の会社が見つかる場合もあります。

業績不振の退職・転職理由

業績不振の会社を辞めて、次の会社に転職するときに気になるのが退職理由についてです。また、退職理由と合わせて転職理由を上手に伝えるのも難しいですよね。そこで、正しい退職理由の書き方や上手な転職理由の伝え方を確認しておきましょう。

退職理由

倒産の場合は会社都合退職

会社がすでに倒産してしまい、退職せざるを得ない状況であった場合は「会社都合退職」と記載します。また、倒産前に希望退職をした場合も原則的には会社都合の退職となります。

業績不振の場合は自己都合退職

業績不振が続き、自分のタイミングで退職を決めて退職した場合は「自己都合退職」となります。こちらは、会社側が辞めてほしいと伝えたわけではなく、会社の業績不振をもとに自分で会社を退職することを決めたとみなされます。もちろん、会社の業績不振がなければ会社を辞めなかったといったケースもありますが、原則的には自己都合での退職となります。

転職理由

転職理由を聞く意図

上手な転職理由の伝え方を考える前に、そもそも企業側が応募者に転職理由を聞く意図について考えてみましょう。それぞれの会社で理由はいくつかありますが、最大の理由は入社後に活躍できるかどうかを判断するための材料としたいからです。


例えば、転職する理由が「人間関係が悪かった」「入社前に思っていた仕事とは違った」といったことになれば、採用する側も「同じような理由でうちの会社を辞めてしまうかもしれない」と考えるでしょう。そのため、業績不振が理由で転職を決めた場合も「会社の業績が悪かったので」とだけ伝えてしまうと、採用する側はあなたの今後の活躍度をはかることはできません。

退職理由に加えて、転職してやりたいことを伝える

そこで、退職理由を素直に伝えた上で「今後やりたいこと」を中心に自分の言葉で伝えることが大切になってきます。「前の会社では業績が悪化してしまい挑戦できなかった◯◯について御社で取り組み、業績向上や会社の安定につなげていきたいです」といったように、自分のやりたいことと、会社に与えるメリットをうまく説明することができれば、採用者の「この人材を雇えば、会社がどう変わっていくか」という期待値も上がるでしょう。

まとめ

企業の業績が悪化し、業績不振に陥ることは決してまれなことではありません。新しい時代の流れによって人々の働き方も変化し、各企業も優秀な人材を手に入れることが難しい現状もあります。もし、自分の勤める会社の業績不振を感じたら、「自分はこの会社でいつまで働くか」を冷静に考えてみましょう。


もちろん、これまで成長させてもらった会社に貢献したいと思う人もいるかもしれません。しかし、会社が倒産するまで身を削って働き続けることが本当に自分や会社にとって良いことなのか、もう一度考えてみてはいかがでしょうか。自分にできることや、将来していきたい仕事を整理し、自分の働き方を振り返ってみるのも良いかもしれませんね。

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