保険の営業を辞めたい…退職後に活かせる強みとおすすめ転職先!

保険の営業を辞めたい…退職後に活かせる強みとおすすめ転職先!

保険営業の仕事と聞くと厳しい労働環境など、良いイメージを持たない人も少なくないと思います。実際に、「保険営業を辞めたい…」と考えている人は多く、離職率はかなり高い数字となっています。この記事では、保険営業職を辞めた後の働き方について紹介していきます。


保険営業と聞くと、「ノルマが厳しい職業」「しつこい勧誘」など様々なイメージがあるでしょう。ノルマが厳しいがために勧誘もしつこくなってしまうのです。今回は、保険営業を辞めたいと考えている方へ、保険営業業界の実態や退職したい理由などについてご説明していきます。さらに、保険営業として働いている方におすすめの転職先もご紹介しますので参考にしてくださいね。

保険営業はブラック!?

「ノルマが厳しい」などと言われている保険業界。まず、保険営業業界の実態についてご紹介します。

保険営業業界全体的に人手不足

保険営業業界は全体的に人手不足に悩まされています。一般社団法人生命保険協会によりますと、平成21年の登録営業職員数は「25万601人」だったのに対して、平成28年には「23万2006人」に減少しているデータがあります。登録営業職員数とは、保険営業している職員の人数です。7年間で「18,615人」もの保険営業マンが退職しています。

 

現在も、保険営業になりたいという方は増えてはおらず、常に人手不足の状態が続いているのが現状です。それだけノルマが厳しく、精神的にも体力的にも厳しいために保険営業として働く人が減ってしまっています。

離職率はかなり高い

入社してから3年で退職してしまう方は約8割にも上ると言われている保険営業業界は、非常に離職率が高いと言えます。なぜここまで高くなってしまうのかですが、先にもご説明した通り、保険営業のノルマが厳しいことが理由に挙げられます。保険営業といっても生命保険や自動車保険など、多種多様な保険営業がありますが、どれも通常の営業と比べてノルマ達成が厳しい状況です。

 

また、自分で契約をもぎ取って収入を得るという仕事の流れですので、会社に勤めているのにもかかわらず「まるで個人事業主」のような働き方です。そのため、自分を厳しく律することのできる方でないと契約が取れず給料が下がっていき、転職せざるを得ない状態になっていると考えられます。

保険営業を辞めたい理由

次に、保険営業を退職したいと考えてしまう理由を考察してみましょう。

ノルマが厳しい

これまでにも述べてきたように、ノルマが厳しいことが考えられます。そもそもなぜノルマ達成が厳しいのかというところですが、昔に比べて「生命保険に必ず加入しておいたほうが良い」と考えている方が減ってきているのです。

 

日本の医療は進み、健康志向の商品や知識も溢れているため、自分の意識で病気にならないように心がけている方も多くいます。「万が一に備えて」という保険ですが、起こるかわからない病気や事故に備えて毎月保険料を支払うことを無駄だと考えている人が増えてきているため、保険営業のノルマ達成が厳しくなっているのです。

歩合制であるため給料が安定しない

保険営業の給料体系は、基本給が低く設定されていて、月々の契約件数などの売り上げに応じてプラスが発生してくる「歩合制」です。そのため、保険営業にやる気を持っていて、どのようにすれば売り上げを伸ばすことができるか努力できる人は給料が上がっていきます。一方、人並み程度に頑張ればいいやと通常運転のまま仕事をしている方は、契約件数も伸びずに給料は下がるでしょう。

 

このように、歩合制は頑張りによって給料が上がり下がりしてしまうデメリットがあります。いくら頑張っていても契約が取れない月は給料が低くなってしまうのです。安定しない給料では、生活のやりくりも苦労するかもしれません。

営業職が向いていない

そもそも営業職に向いていない方は、保険営業を初めてすぐに壁にぶち当たり退職したいと考えてしまうかもしれません。営業職に向いている方というのは、コミュニケーション能力が高くマメでコツコツ努力できるタイプです。しかし、あまり他人と話すことが好きではなく、目標に向かって努力できないタイプは営業職に向いていないでしょう。働いてみて自分に合わないと感じている方は、転職することをおすすめします。

土日に仕事が入ることが多い

保険営業は、お客様の都合に合わせて土日に営業することは珍しいことではありません。平日に保険説明に伺ったとしても「日曜日にもう一度来てくれる?そうしたらきちんと保険内容を理解できるから」などと、あたかも契約してくれそうな雰囲気があれば土日でも営業に行きます。

 

もし、そこで「土日は休みなので行けません」と断るようなことがあれば、そのお客様は契約してくれないでしょう。お客様も自分と相性の良い保険営業マンを選びたいと考えている方が多いのです。そのため、サービス残業のようなことでも我慢して行わなければなりません。

保険営業の世間からのイメージが悪い

保険営業に対する世間のイメージは悪い傾向にあります。保険営業は、自分のノルマを達成しなければ給料が上がらずに生活が苦しいです。また、ノルマが達成できなかった場合に、上司から必要以上の罵声を浴びせられるという方もいます。

 

そこで、ノルマ達成のために、顧客にとって不必要でも保険商品を進めている保険営業マンも数多くいます。顧客側は「なんで要らない商品まで進めるの?」「しつこい勧誘だな」などと思うため、保険営業に対するイメージが悪くなってしまうのです。

身内に保険をうらなければいけないのが辛い

保険営業を始めると、ノルマ達成に多くの方が苦しみます。そこでほとんどの場合、「身内に保険加入してもらってください」と上司から指示を受けます。親族や友人にまで営業をかけなければならないのは、今後もずっと顔を合わせていくため気まずい思いをすることになるでしょう。友人に保険営業をかければ、友人と疎遠になってしまうこともあります。親族とは年末年始などの行事の度に顔を合わせて気まずいです。

 

保険営業された側も、断りたいけど断れないという状況になってしまい、一度加入した保険も抜けられず関係がギクシャクしてしまいます。

保険営業を辞めたい人が退職に踏み切れない理由

それでは、なぜこれほどまでに大変な仕事である保険営業を辞めたいのに、退職に踏み切れないのかについて考えてみましょう。

将来に期待している

「保険営業マンとしてこの先成長できるはずだ」と自分の将来に期待しているため、退職に踏み切れない方がいます。確かに、一生懸命努力していれば成長できるかもしれません。しかし、冒頭でも述べたように、時代の流れから保険に加入する人が減ってきています。そのような中で頑張ったとしても、必ずしも結果がついてくるわけではありません。

 

粘り強さや努力の仕方、営業トークなどのコミュニケーション能力は上達するかもしれませんが、給料面で期待しているのであれば考え直した方が良いでしょう。

転職できるか不安

「保険営業しかやったことないから転職できるか不安」と悩んでしまい、退職に踏み切れないという方も多いです。しかし、保険営業に限らず、他の職業の方も転職する際には不安を感じています。「自分に違う仕事はできるのか?」「転職して新しい職場で上手くやっていける?」など悩みは人それぞれですが、多かれ少なかれ転職に対する不安はあるものです。

 

保険営業から転職できるか不安を抱えているのであれば、まずは自分の強みについてじっくりと考えてみましょう。企業は、「保険営業をしていたから雇わない」などの理不尽な理由で不採用にすることはありません。自分自身のことを深く理解し、強みを活かせる人材を雇いたいはずです。転職に対する不安はみんなが抱えている問題だと考えてくださいね。

会社から強い引き止めにあう

会社から強い引き止めにあっていて退職できない方もいるでしょう。会社は、離職率を上げないためにある程度、退職志願者を引き止めるはずです。また上司が引き止めてきている場合、部下を管理しきれていないということで自分の評価が下がることを気にしている場合があります。

 

しかし、強い引き止めに負ける必要はありません。自分で確実に退職意思が決まっているのなら堂々と退職意思を伝えてください。会社側も退職志願者の固い意思を見れば、きっと引き下がってくれるでしょう。「絶対に退職するんだ」と決意を固めてから伝えてください。

保険営業の辞め方

保険営業はどのように辞めるのかについてご説明します。

一般的な退職方法と同じ

保険営業だからといって、特別な退職方法があるわけではありません。一般的な退職方法である「退職願を提出してから2週間後に退職」という流れです。

 

ただし、会社によっては就業規則で「退職日の2ヶ月前に申し出る」などと決まりがあることが考えられます。その場合には会社のルールに従うことになるかもしれません。体調不良や精神的にもう働けないと悩んでいる方は、労働基準法に沿って退職願を提出し2週間後に退職させてもらいましょう。

退職代行を利用する

パワハラ上司やブラック企業を相手にしなければならない場合、追い詰められてなかなか退職させてもらえないことがあります。どうしても退職したいのに退職させてもらえない時には「退職代行」を利用しましょう。

 

退職代行は、自分の代わりに退職の意思を会社に伝えて、その後の退職手続きなど全てを代行してくれるサービスです。費用はかかってしまいますが、強制的に退職することができます。自分では言えずに悩んでしまっているなら、ぜひ退職代行を使いましょう。

保険営業の転職

最後に、保険営業の転職事情についてご紹介します。転職を考えている保険営業マンの方は参考にしてください。

転職で活かせる強み

先述の通り、保険営業としての自分の強みをしっかりと把握することが転職では重要です。保険営業として働いている方の代表的な強みは、以下の3つが挙げられます。

 

営業スキル

 

保険営業として働いていれば、営業スキルが自然と身につきます。どのように商品を説明して、いつのタイミングで押すべきか、引くべきかなどの感覚を掴むことができるようになっているはずです。商品を販売する上で非常に重要なスキルと言えるでしょう。

 

忍耐力

 

保険営業は、すぐに結果が出るものではありません。顧客の元へ何度も足を運び、顧客との信頼関係を築き上げることが必要です。時には上司に怒られることもあるでしょう。そうした総合的な忍耐力が身につきます。

 

コミュニケーション能力

 

保険営業は様々な方と話す機会があり、コミュニケーション能力が身につきます。なかには、今相手は何を考えているのか、どうしたら喜んでくれるのかなど相手の行動から心理を読み取ることもできるようになる方もいるでしょう。コミュニケーション能力は、保険営業だけではなく、社会で働く上で重要な能力です。保険営業で身につけたコミュニケーション能力を、次の転職先でも活かせるでしょう。

保険営業経験者にオススメの転職先

ここでは、保険営業経験者におすすめの転職先をご紹介します。

 

違う業界の営業職

 

保険を販売する営業職に疲れてしまった方は、違う業界の営業職にチャレンジしてみましょう。例えば、一般企業や金融関係の営業などです。一般企業の営業にもノルマはあるかもしれません。しかし、保険営業のノルマと比べると比較的易しいと感じる方が多いです。また、金融関係の営業に転職する場合、保険営業時代に培ってきた保険や金融に関する知識が役に立つでしょう。

 

さらに「ノルマはもう疲れた」という方は、ノルマがない「ルート営業」もおすすめです。決まった顧客を訪問し新しい商品の紹介をするルート営業はノルマがなく、営業が好きだけどノルマは嫌だという方に向いています。

 

接客業

 

先にもご紹介しましたが、保険営業をしているとコミュニケーション能力が身につきます。そのコミュニケーション能力は、接客業でも活かせるのです。接客業はお客様やスタッフ間で上手くコミュニケーションを図ることが必要とされます。また、保険営業でも接客業でも共通することは「明るく元気に他人と会話ができる」ことです。そういった意味でも、保険営業職から接客業に転職することをおすすめします。

 

事務職

 

事務職は、休みや給料も安定していて人気のある職業です。保険営業で身につけたコミュニケーション能力で、受付も難なくこなせるでしょう。また、コミュニケーション能力が高いということは、社員同士でも円滑な人間関係を築けるということです。コミュニケーション能力の高さは、面接時などで伝えることができるため転職活動の際にアピールしておきましょう。

転職エージェントを利用する

保険営業として転職することに不安を抱えている方もそうでない方も、転職する時には「転職エージェント」を活用しましょう。転職エージェントは無料のサービスで、自分にあった求人を紹介してくれるだけではなく、書類や面接対策までサポートしてくれます。

 

また、転職エージェントによっては、企業を直接取材してきて優良企業のみの求人を取り扱っているところもあります。転職で失敗したくないという方は、ぜひ転職エージェントを活用してくださいね。

まとめ

今回は、保険営業の実態や退職したいと思う理由などについてご紹介してきました。保険営業は今の時代、契約を獲得することが非常に難しいとされています。ノルマはあるのに契約できない日々が続き、給料も少なく精神的に不安を抱えている方も多いでしょう。

 

保険営業として働いている方へおすすめの転職先は、「他の業界の営業職」「接客業」「事務職」などです。ぜひ、転職エージェントを利用して転職を成功させましょう。

この記事のライター

新卒で入社した会社を8ヶ月で退職しました。
経験者だからわかる退職ノウハウを書きます!

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