トラック運転手をやめたい!オススメの転職先と退職理由

トラック運転手をやめたい!オススメの転職先と退職理由

インターネットショッピングが当たり前になった現在で、トラック運送業は景気が良いと思われてしまいがちです。しかし、景気は変わらず良くならないまま、仕事量だけが増え深刻な人員不足に悩まされています。 今回は、トラック運転手の実情やおすすめの転職先などについて詳しくご紹介します。トラック運転手を辞めたいと考えている方はぜひ参考にしてください。

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トラック運転手はブラック!?

実際のトラック運転手はブラックなのか、実体験を元にご紹介していきます。

冷凍食品の運送を担当しているトラック運転手Aさん

冷凍食品の運送を担当しているトラック運転手Aさんは、過酷な状況で働いています。トラックの連続運転可能時間は「4時間」が限度と定められています。(参考:「厚生労働省ートラック運転者の労働時間等の改善基準のポイント」)これによると、4時間を超える連続運転をする場合には、「30分の休憩」を挟まなければなりません。

 

しかし、国からの改善指示があるにもかかわらず、冷凍食品が溶けないうちに目的地まで運ばなければならないという社内ルールがあります。トラック運転手のAさんの立場からは、冷凍食品が溶けてしまったり時間内に目的地に辿り着けなかったりすれば、ノルマ未達と会社に判断されてしまうのです。ノルマ未達は給料が減給されてしまうため、連続運転可能時間の4時間を超えても、トラックを走らせ続けなければなりません。

 

「トラック運転手の居眠り運転事故」などが社会問題となっているため、厚生労働省は改善基準を定めているのですが、それに対応できているのは大手の運送会社のみです。ほとんどの中小運送会社では、人員不足により改善基準ポイントを守ることができていないのが現状です。

 

トラック運送業は不景気

現代のトラック運送業は、お世辞にも景気が良いとは言えません。バブル期の頃は、運賃も高く稼げる仕事して人気が高かったトラック運送業ですが、バブルも崩壊し運賃もどんどん低下していきました。そして、現在では安い運賃でも仕事のために長距離を運転しなければなりません。

 

近年Amazonや楽天が急成長を遂げ、どこのご家庭でもインターネットショッピングが当たり前になりました。しかし、運賃などはそのままで運送する荷物量は増える一方。深刻な人員不足に悩まされ続けています。

 

トラック運転手を辞めたい理由

トラック運転手を辞めたいと考えてしまう理由を考察してみましょう。

給料が低すぎる

トラック運転手の平均年収は、大型の場合は「約454万円」、普通・小型の場合は「約415万円」と言われています。しかし、長時間拘束されていて休憩もろくになく、体力的にも精神的にも辛い仕事でこの年収は決して高くはありません。

 

また、これは平均年収のため、中小企業はこれより低い金額の年収しかもらえない会社は多いです。見込み残業とされてしまっているトラック運送会社も多く、残業しても給料は変わらないという厳しい現状があります。

 

荷物の積み下ろしが辛い

「トラックに荷物を積み降ろす作業が辛い」と感じ退職を考える方もいます。トラックに荷物を積む方法は様々ですが、「手積み・手降ろし」が一番体力のいる仕事です。重たいもので1つ数十kgもあり、それを5〜6段の高さまで積み上げます。

 

毎日のことなので体力はつくかもしれませんが、腰痛などの体の痛みに悩まされている方も珍しくはありません。

拘束時間が長い

トラック運転手の拘束時間は、基本的に他の職種と比べても長いです。厚生労働省から発令されている「改善基準ポイント」には、1日の拘束時間は「13時間以内」と定められています。一般企業の拘束時間は、平均的に8〜9時間程度ですがそれよりも長いことが分かるでしょう。

 

拘束時間が13時間ともなれば、24時間のうち半分以上を仕事に費やしていることになりますよね。プライベートを重視している方にとっては、厳しい環境ではないでしょうか。

深夜に労働すること多い

運送する商品によりますが、多くのトラック運転手は深夜から労働し始めます。それは、目的地に届けるリミットが朝までとされていることがあるからです。例えば、コンビニ食品を運送しているトラック運転手は、コンビニの繁忙時間帯である朝7〜9時頃までに商品を届けなければなりません。そうすると、逆算して深夜から労働し始めることになるのです。

 

このように、深夜から労働することが多いトラック運転手の仕事は、家族との時間が失われてしまいます。一緒に暮らしている家族と生活リズムが異なり、家族とのコミュニケーションも上手くいかなくなってしまうこともあるでしょう。

 

ノルマがきつい

セールスドライバーは、一般企業の営業職と同じような役割を持っているため「ノルマ」を設定している会社もあります。セールスドライバーとは、荷物の配達・集荷・集金・営業などを行なっているトラック運転手のことです。セールスドライバーには基本的にノルマが与えられていて、ノルマをクリアすることが難しいと感じている方も多いでしょう。

 

ただし、セールスドライバーの一部やルート配送のように、ノルマがない会社もあります。もしもノルマを達成できずに悩んでいる方は、ノルマなしの運送会社を選びましょう。

社会的な地位が低い

トラック運転手は、「運転免許さえ持っていれば誰でもなれる職業」などと言われており、社会的地位の低さが辛いと感じている方も珍しくはありません。常に人員不足なこともあり、学歴が重視されないで採用しているため「学歴がない人でも働ける職業」などと考えられています。現代では、「きつい、危険、稼げない」の新3Kとも呼ばれているのです。

 

社会的地位の低さを気にしている方は、職業欄に「トラック運転手」と書くことを躊躇してしまうという方もいます。なくてはならない仕事なのに、このような世間の目があり、日々世間体を気にしてしまうのは辛いことですね。

腰痛により業務続行が難しい

先ほどご説明した、「荷物の積み下ろし作業が辛い」という悩みでも述べた通り、多くのトラック運転手は腰痛持ちになってしまいます。重たいけど大切な商品を大切に扱うために、体全身で荷物を積み下ろしするのです。その結果、腰痛が酷くなりトラック運転手の仕事を続けられなくなってしまう方も少なくありません。

 

さらに、毎日のように長距離を運転しているせいで腰痛を発症してしまう方もいるでしょう。トラック運転手の仕事は、腰痛との戦いになってしまいます。

トラック運転手を辞めたい人が退職に踏み切れない理由

それでは、これまでご説明してきたような深刻な悩みを抱えながらも、なぜトラック運転手を退職することに踏み切れないのかを考えてみましょう。

 

トラックを運転することは好き

トラック運転手を辞めたいのに退職に踏み切れない理由の一つに、「トラックを運転することは好きだから」が挙げられます。なんとなくトラック運転手になった方もいれば、トラック運転手に憧れて入社した方もいます。どちらにせよ、トラックの運転が好きでなければあまり選ぶことがない職業です。

 

なかには、映画やドラマなどを見て小さい頃からの夢だったという方もいるかもしれません。大きなトラックを運転しているだけでかっこよく感じ、トラックを運転することが好きなので退職に踏み切れないでいる方が非常に多いのです。

 

 

会社に修理代や事故の弁償代が残っている

毎日長距離を運転していれば、交通事故に遭遇してしまうこともあるでしょう。また、駐車する際の不注意でトラックをぶつけてしまったということも良くあります。

 

トラックの修理代は、通常会社が保険に加入しているため、事故を起こしてしまった個人が全額負担する必要はありません。もしも会社が保険に加入していなかったとしたら、お金を請求されることもありますが、基本的には以下のような制限が設けられています。

 

・労働者に故意または重過失がなければならないこと

・故意または重過失があったとしても、すべての損害を賠償する必要はないこと

 

この制限があるため、退職時に過去の事故の修理代や弁償代を会社から請求されたとしても、多額の修理代を支払わなければならないということはほとんどありません。

 

転職できるか不安

トラック運転手を辞めたくても躊躇してしまう理由の中に、転職への不安を抱えている方も多いです。「トラック運転手しかやったことがないから、他の仕事ができるか心配」などと考えてしまい、転職に踏み切れないでいるのです。

 

しかし、トラック運転手だけに限った話ではなく、転職する際にはどんな方も不安を同じように抱えています。例えば、営業職をやっていた方は「事務職のような座りっぱなしの仕事はできるだろうか」などと不安を覚えることもありますよね。また、工場勤務の方は「接客業をやったことないけど、愛想良くできるだろうか」などと考えてしまうこともあるでしょう。誰でも、現職と異なる職業に転職する場合にできるかどうかを不安に感じるものです。怖がらずに、思い切って転職活動を始めましょう。

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会社から強い引き止めにあう

勇気を出して会社に退職の意思を伝えたとしても、強い引き止めにあう可能性があります。冒頭でもお話しした通り、トラック運送業は深刻な人員不足に悩まされているのが現状です。新しくトラック運転手になりたいという若者も減っている状態で、現在頑張ってトラック運転手を勤めてくれている従業員を減らしたくありません。

 

会社を退職してほしくないあまりに、脅しのような文言で引き止めようとしてくる会社も珍しくはないでしょう。もしも、修理代を理由に脅されてしまったとしても、全額は支払わなくて良いことが決められていますので安心してくださいね。

 

また、会社からの強い引き止めを振り払うために、自分の確固たる意思が必要です。「何が何でも会社を退職するんだ」という強い意思を持つことをおすすめします。自分の退職意思がはっきりと決まっていれば、会社が何を言ってきても退職することができますよ。

退職すると言ったら引き止められた!上司の引き止め対策! | 働き方が学べるサイト

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トラック運転手の転職先

最後に、トラック運転手の方におすすめの転職先について詳しくご紹介していきます。

 

運転スキルを活かせる仕事

トラック運転手の転職先で多いのが、運転スキルを活かせる仕事です。例えば「自動車教習所の指導員」もその一つですね。実際にトラック運転手として働いてきた経験を交えて教習をすれば、トラック運転手としての仕事も無駄ではありません。

 

また、「タクシー運転手」も人気な転職先です。トラック運転手の方は、目的地までの道のりをどうにかして短縮しようと、小道を良く知っている場合が多いです。そして、道の知識はタクシー運転手でも役立てられます。

 

運転が好きという方や、トラック運転手での積み下ろし作業が辛くて辞めたいという方におすすめの転職先です。

 

大型運転免許を活かせる仕事

大型のトラック運転手だった方は、「バスの運転手」がおすすめです。大型2種免許をそのまま活かせるバスの運転手は、改めて資格を取得する必要はありません。

 

バスの運転手と一口で言っても様々な種類があります。高速バスや市営バス、観光バスなどです。自分の興味を持てそうな種類を調べておくと良いでしょう。

 

物流の知識を活かせる仕事

完全に運転するのが嫌になってしまった方などは、物流の知識を活かせる「物流センターの内勤」などがおすすめです。実際に倉庫で荷物の積み下ろしをしていた方は、自然に倉庫の仕事の流れがおおまかに理解できている場合があります。

 

転職をすることで、また一から仕事を覚えていくことが面倒に感じている方は、ある程度仕事の流れを把握している物流センターの内勤が向いています。内勤ということで、トラック運転手の時のように外回りをしっぱなしではないため、腰を落ち着けて仕事をしたいと考えている方にも良いですね。

ルート営業

先にも述べた通り、トラック運転手は細かい道を良く知っています。道路の知識を活かして転職しやすいのが「ルート営業」です。ルート営業とは、特定の顧客のところへ営業するために回ります。営業する商品内容によっても難易度は異なりますが、営業職は比較的、他業種からの転職がしやすくなっているためおすすめです。

 

また、ルート営業はノルマがない会社も多く、トラック運転手のノルマが辛くて転職をする方はぜひルート営業も視野に入れてみてくださいね。

 

まとめ

今回は、トラック運転手を辞めたいと思ってしまう理由や躊躇してしまう理由、そしてトラック運転手におすすめの転職先について詳しくご紹介してきました。トラック運転手におすすめの転職先は以下の通りです。

 

・運転スキルを活かせる仕事(自動車教習所の指導員、タクシー運転手など)

・大型運転免許を活かせる仕事(バスの運転手など)

・物流の知識を活かせる仕事(物流センターの内勤)

・ルート営業

 

あくまでも、トラック運転手から転職しやすい職業をピックアップしてご紹介しましたが、もしもご自身で挑戦してみたい職業があれば熱意を伝えることで採用してもらえるかもしれません。個人で転職活動を行うよりも、無料で利用できる「転職エージェント」を活用してみましょう。転職エージェントでは、自分にあった求人紹介や、職務経歴書や面接対応まで行ってくれます。転職が初めてという方はぜひ登録してみましょう。転職に対する不安を感じることなくスムーズに転職を成功させられるはずです。

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