転職回数は採用に影響する!?多いことのリスクと挽回方法!

転職回数は採用に影響する!?多いことのリスクと挽回方法!

三年以内の離職率三割と言われるように転職することが当たり前とされています。しかし、転職することに対してポジティブな意見ばかりではありません。転職回数が多いことに否定的な意見もありますが、多すぎると言われてしまう基準はいくつくらいなのでしょうか?




1回目の転職では回数を気にしている方も少ないでしょう。しかし、転職が2回、3回となってくると「転職の回数は採用に影響するの?」「回数が多いと採用されにくくなる?」などと不安を抱える方も多くいます。

 

そこで今回は、転職回数は採用に影響するのか、転職回数が多い方が転職を成功させる秘訣などをご紹介しましょう。数回の転職を重ねて不安に感じている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

【調査結果】転職の経験は何回ありますか?

社会人を対象に、「転職の経験は何回ありますか?」というアンケートを実施したところ以下のような結果となりました。


転職経験はない:54%

1回:27%

2~3回:11%

4回以上:8%


それでは“転職回数が多い”の基準は具体的に何回くらいからなのでしょうか?また、転職回数は採用にどのような影響を与えるのでしょうか?

転職回数は採用に影響するのか?

まず、転職回数は、転職活動の採用時にどのような影響を与えるのかについてご説明します。

応募企業によって異なる

転職回数が採用に影響するか否かは、応募先の企業によって異なります。例えば、管理職のような部下をまとめてマネジメントするような職種を希望している方は、深い経験や知識が必要とされるはずです。そこであまりにも転職回数が多ければ、浅い経験しかしていないと判断されて採用に影響を及ぼすかもしれません。

 

一方、深い経験や知識などは必要とされない職種や、未経験者募集といった内容の求人に応募する時には、あまり転職回数は関係ないとされています。仮に、転職回数が多くても、しっかりと転職理由について説明できれば問題はないでしょう。

「転職回数が多い」の基準

それでは、「リクナビNEXT」が集計した転職回数についてのアンケートをご覧ください。

 

【年代別 転職回数アンケート】

・20代…

0回:76%、1回:16%、2回:6%、3回:2%


・30代…

0回:47%、1回:24%、2回:16%、3回:8%、4〜5回:5%


・40代…

0回:38%、1回:20%、2回:18%、3回:11%、4〜5回:12%、6回以上:1%


・50代…

0回:34%、1回:21%、2回:17%、3回:11%、4〜5回:16%、6回以上:2%

 

このアンケート結果から、20代では2回以上、30代では3回以上の転職回数が多いと判断されてしまうでしょう。また、40〜50代になってくると社会人経験も長くプライベートでもライフスタイルが変化することが考えられるため、転職回数が3回以上は珍しくない状態になります。

 

転職回数が多いと判断されてしまう基準は、年齢によって異なりますので注意しましょう。

企業からのイメージが悪くなるポイント

企業からのイメージが悪くなってしまう転職回数のポイントは以下の通りです。

 

・就業期間が短い場合

・年齢の割に転職回数が多い場合

・職歴に一貫性がない場合

 

転職を繰り返して、1つの就業期間が短い場合には「採用してもすぐに辞めてしまうのでは?」と仕事への執着がないと判断されてしまうでしょう。

 

また、先にも述べた通り、年齢によって平均的な転職回数は異なります。20代では2回以上、30代では3回以上の転職回数が多いと感じてしまう基準です。例えば、20代で4回の転職をしていたら採用担当は「この人は転職回数が多いな」と考えてしまうでしょう。

 

そして、職歴に一貫性が見られない場合にも、企業からのイメージが悪くなってしまうかもしれません。職歴に一貫性がある場合は、仕事の内容自体には不満を持っていないことが分かりますね。しかし、一貫性がなければ、「どの仕事をやらせても飽きてしまうのではないか」と判断されてしまいかねません。

転職回数が多い人の特徴

それでは、転職回数が多い人の特徴を見ていきましょう。

幅広い業務を経験している

転職回数が多い人は、それだけ幅広い業務を経験している可能性があります。職種や業種が一貫していない場合は、様々な世界の仕事を経験していることになるのです。転職回数が多いということはマイナスポイントになってしまいがちですが、自分が経験してきたことや吸収した知識を応募先の企業で活かせるように、自分の言葉でアピールできれば転職回数が多くても問題はないでしょう。

業界の幅広い知識、ノウハウを備えている

同じ業界で何度も転職をしている方は、業界の幅広い知識やノウハウを身につけている可能性があります。同じ業界でも、会社によって業務の流れややり方、考え方などは異なると思います。

 

そこで、「前の会社のこのシステムは非常に良かったから取り入れた方が良い」などの業務改善に繋がるようなノウハウも持っているかもしれません。他の会社に勤めなければ分からない良いところを真似していけるのです。

多様な業務を任せることができる

転職回数が多く、様々な職種を経験している人であれば、多岐にわたる業務を任せることができるかもしれません。

 

例えば、1つ目の会社では営業、2つ目の会社ではマーケティング、3つ目の会社では管理職を経験している人は3つの職種の経験があります。未経験から雇うより、少しでも経験があれば指導する側は楽になるはずです。このように様々な種類の職種をしている方は、応募先の企業でも「どこに配属しても活躍してくれるかもしれない」と期待されることもあるでしょう。

一つ一つの業務を習熟していない

転職回数が多いということは、一つ一つの業務を習熟していないと判断されてしまう恐れもあります。回数が多ければ、1つの企業にいる期間も短いです。その短い間に、業務を理解して身につけるということはなかなか難しいことですよね。しかし、習熟する前に転職してしまうため、どの業務も中途半端に覚えていることが考えられます。これは企業にとってあまり良いイメージではありません。

一つのことを続けることができない

年齢の割に転職回数が多ければ、「この人は一つのことを続けることができないのだろう」と思われてしまうでしょう。また、これは自分の自信にも関係してくることです。


何か壁にぶつかる度に転職してしまえば、壁を越えることはできないため仕事を完遂したことにはなりません。仕事を最後まで終わらせるというのは、自分にとって自信をつけることでもあります。しかし、すぐに転職してしまうことで、一つのことを続けることもできずに自身もつかない状態で年齢だけ重ねていくことになるでしょう。

転職回数が多くても問題にならない場合

冒頭でもお話しした通り、転職回数が多くても問題ない場合についてご説明していきます。

レベルの高い企業で経験を積んでいる

過去に転職してきた企業がレベルの高い企業だった場合、他の会社のノウハウを身につけていると判断されて採用される場合もあります。そして、レベルの高い企業の場合、入社するだけでも高いスキルや経験がなければ難しいことです。しかし、その難しい企業に何度も入社しているところを見ると、それなりの知識と経験があると評価してくれる採用担当もいるでしょう。

 

このような場合、面接や履歴書で、各企業でどのようなことを身につけてきたのか、今後のキャリアプランなどを明確に説明することで転職回数が多いことをカバーできるはずです。

職歴に一貫性がある

先述の通り、職歴に一貫性がある場合は、転職回数が多くてもあまり問題視しない面接官も多いです。職歴に一貫性がない人は、「飽きっぽい性格」と見なされてしまうこともあります。しかし、職歴に一貫性があれば、業務自体には熱意を持って取り組んでくれることが分かるため、転職回数が多くてもあまり問題がないのでしょう。

 

このような場合には、面接や履歴書などでなぜ転職したのか、転職理由についてはっきりと答えられるようにしておくことが大切です。人間関係などの個人的な理由の場合は、「採用してもトラブルを起こされてしまうかも」と面接官を不安にさせてしまうので注意してくださいね。

その人自身に実績がある

求職者に仕事の実績があれば、転職回数が多くても問題視されない場合があります。例えば、過去に勤めていた会社で営業成績トップだったことや大きなプロジェクトをリーダーとして完遂させたなどのようなことです。このような実績があると、転職回数が多くても「採用すれば高い成績を上げてくれるかもしれない」と採用担当は判断する可能性があります。

 

明確な数字がある場合は、よりリアリティが増すため、数字を使って自分の実績をアピールしていきましょう。

転職回数の多い人が転職を成功させるには?

最後に、転職回数が多い人が転職を成功させるコツを6つご紹介します。転職回数が多くて転職できるか不安を抱えている方は、ぜひ参考にしてくださいね。

転職回数が多いことを強みに変える

転職回数が多くなってしまっている人は、逆手にとって回数が多いことを強みに変えてみましょう。先にもご説明してきましたが、転職回数が多いということはそれだけ様々な業種や職種を経験してきたということでもあります。

 

職歴を一貫している人は、その業界に精通していることを強みにしましょう。例えば、3社ともIT系の企業に勤めていたとします。4社目の転職活動の際には、過去3社で学んできた知識や技術をどの程度身につけ、どのような仕事ができるのかを明確にしてみてください。

 

また、職歴を一貫していない人は、どのような職種でも経験があることを強みにしましょう。1社目では営業、2社目ではマーケティング、3社目では管理職で仕事をしてきた人は、3つの職種の経験があります。一つ一つは短いかもしれませんが、仕事の流れや感覚は身についているはずです。そうした、幅広い経験を生かして転職活動をしましょう。

一番のセールスポイントを明確にする

自身のセールスポイントを明確に伝えましょう。良いセールスポイントでも抽象的な言葉では、面接官に響きません。一番伝えたいセールスポイントは、「具体的かつ端的に」伝えましょう。転職回数が多いことで強みになる「幅広い知識や経験、広い視野」を活かして、今後自分が採用されたらどのように活躍できるのかを、面接官にイメージさせることが大切です。

 

【具体例】

私は、何事にも興味を持ち一度やってみたいと感じたら行動せずに入られない性格のため転職も3回しました。しかし3回の転職の中で、各社独自の営業手法を学び身につけ、前職では営業成績がトップでした。また、新入社員の研修担当になったこともあり、優秀な人材に育て上げる大切さを学びました。将来的には、優秀な人材を育てる管理職で働きたいと考えています。

 

このように、具体的に何をやってきたのか、将来どのようなことをやりたいのかなどの「自分には何ができるか」を面接官にアピールしましょう。

企業を不安にさせない転職理由を準備する

転職回数が多いことで、企業は「採用しても長続きしないのでは?」「自社でもトラブルを起こすかもしれない」などと不安を抱えています。そこで、転職回数が多くても転職を成功させたいのなら、企業を不安にさせない転職理由を考えましょう。

 

もし、社内で人間関係のトラブルに巻き込まれて転職を繰り返していたとしても、その理由をそのまま面接官に伝えてしまうと印象が悪くなってしまいます。

 

【具体例】

確かに転職回数は多いですが、私は、自分のキャリアアップのために転職を重ねてきました。学生時代から常にステップアップをすることを目標に、部活も勉強も努力をしています。そして、それは社会人になってからも変わらず、常に新しいことを覚えることでキャリアアップを計っています。前職では、◯◯について深い知識を身につけました。そしてその知識を活かして御社では、◯◯事業部にて営業のエースとして活躍したいと考えています。

 

このような、キャリアアップを目的とした転職理由ならば、転職回数の多さがマイナスポイントになることはありません。ただ、キャリアアップとしているだけではなく、しっかりと実績も伴う必要があります。そのためには、前職でどのようなことを身につけ、採用されたらどのようなことをして会社に貢献したいなどの具体的なキャリアプランを説明しましょう。

経験重視の求人に応募する

転職回数が多い人は、経験重視の求人に応募することもおすすめします。例えば「ゼネラリストを募集している求人」や「ベンチャー企業の求人」です。

 

一つのことに精通している人のことを「スペシャリスト」と呼ぶことに対して、幅広い知識と経験を持っている人のことを「ゼネラリスト」と呼びます。ゼネラリストは主に管理職に求められる人材です。

 

また、ベンチャー企業の求人も転職回数が多い人におすすめします。ベンチャー企業では、多種多様な企業で働いてきた人材を高く評価してくれる場合があるからです。新しい事業に取り組むことの多いベンチャー企業には、視野を広く持った人材が重要になります。そのため、今までの転職で広げてきた視野を活かせる場所だと言えますね。

職歴を偽らないこと

転職回数が多いからといって、決して職歴を偽らないでください。もしも、職歴を偽って履歴書や職務経歴書を作成したり、面接時に虚偽の職歴を述べたりしたら、民法を犯してしまうことになります。

 

さらに、職歴を偽ったまま入社してしまい、後々嘘がバレてしまった場合は、就業規則に則り解雇される可能性が非常に高いです。どうにか転職活動を成功させたいあまりに職歴を偽ると、大きなダメージを受けることになりますので絶対に避けましょう。

転職エージェントを活用する

転職回数が多い人は、「転職エージェント」を活用することをおすすめします。転職エージェントは、希望の求人を紹介してくれるだけではなく、面接や書類の対策、就職セミナーなども行なっています。転職回数の多い人ほど、転職エージェントを使えば転職しやすいはずです。また、エージェントが直接、企業の人事に売り込んでくれるため、書類だけで落とされてしまうということも少なくなります。

 

さらに、転職エージェントでは一般には公開されていない「非公開求人」も多いです。通常では見ることができない優良企業の求人に応募することも可能ですので、ぜひ活用してくださいね。

まとめ

今回は、転職回数は採用に影響するのか、転職回数の多い人の特徴などについて詳しくご説明してきました。もちろん、転職回数は少ない方が良いですが、様々な理由で転職する人は多いです。転職のか数が増えてしまうことを気にして、今の職場を我慢し続ける必要はありません。


転職回数が増えてしまっても、転職活動時にしっかりと対策を立てることで転職することは可能です。転職することに少しでも不安のある方は、転職エージェントを活用しましょう。転職エージェントは、最後まで自分の強い味方です。転職エージェントを活用して損することはありませんので、エージェントに相談してみましょう。

この記事のライター

新卒で入社した会社を8ヶ月で退職しました。
経験者だからわかる退職ノウハウを書きます!

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