ボーナスの使い道は?日本人が貯金する理由とそのデメリット

ボーナスの使い道は?日本人が貯金する理由とそのデメリット

ボーナスの使い道は決まっていますか?使い道を考えずに眠らせてしまっている人、考えなしに使いすぎている人は少なくないと思います。せっかくの、固まったお金を使える機会なのですから、有効に利用すべきです。この記事では、ボーナスの理想の使い道について紹介します。




ボーナスは会社員の大きな楽しみの一つです。「今回のボーナスで何買おうかな」「どこに行こうかな」と使い道を考えるだけでもワクワクすると思います。


しかし、「ボーナスは老後のために貯金したほうがいいのかな…」といった具合に、ボーナスを今ではなく将来のために使った方が良いのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか?


本記事では「ボーナスの使い道」を始め「ボーナスの相場」や「貯金のメリット、リスク」について説明していきます。

ボーナスの相場は?

ボーナスは、一般的にどのくらいもらっているものなのでしょうか?ボーナスの相場を紹介します。

ボーナス(賞与)とは、決まった期日に支払われる定期給とは別に支払われる給与のことで、年2回(6,12月)支払われる場合が多くなっております。6月に支払われるものは「夏のボーナス」12月に支払われるものは「冬のボーナス」と特に呼ばれています。


ボーナスの支給額は、年齢や勤めている会社の経営状態によって変わりますが、大企業であれば「約80万」、中小企業であれば「約40万円」が相場となっています。


よくボーナスを「基本給の何ヶ月分」で計算しますが、大企業であれば「2,5か月分」、中小企業であれば「1か月分」が目安となります。

【調査結果】ボーナスは月給の何ヶ月分ですか?

社会人を対象に、「1年間でボーナスの支給額は月給の何か月分ですか?」というアンケートを実施したところ以下のような結果となりました。


ボーナスの支給はない:18%

1か月分:30%

2か月分:26% 4か月分:26%


ボーナス額は景気や会社の経営状況による

ボーナスは法律では「任意による支給」となっているために、会社側は必ずボーナスを支払わなければならないというわけではありません。


「会社が出した利益を社員に還元していく」という意味合いがありますので、景気や会社の業績によって、金額や支払いの有無は決定されます。全体で3割の会社が「ボーナス自体支給されない」というデータもあります。


大企業で経営が安定しているのなら、業績には関係なく「ボーナスは基本給の何ヶ月分」を保障してくれているところもありますが、ボーナスは金額関係なく「もらえるだけ有難い」と思っていた方が良いといえるでしょう。

ボーナスの使い道は慎重に選ぶべき

当たり前の話ですが、お金はいくらあっても使えばなくなっていきます。ボーナスの使い道をあらかじめ決めていても、「もうちょっと使っても大丈夫だろう…」を繰り返しているうちに、気がついたらボーナスが無くなっていたということもありえます。


上でも述べましたが、大企業ではない限り、ボーナスはもらえるだけで有難いものです。ボーナス頼りの計画をするのではなく、普段の給与でしっかりとやりくりをできるようにして、その上でボーナスを有効活用できるようにしましょう。

ボーナスの使い道は?

ボーナスの使い道にはどのようなものがあるでしょうか?こちらで見ていきましょう。

買い物

冷蔵庫、テレビといった家電、車やバイクなど「そろそろ買い換えたいな」とは思っていても、数万から数十万円はするので、そう簡単には買えませんよね。


そのような普段の給料ではなかなかできない買い物を、ボーナスから当てるという使い方があります。


ブランド物、趣味のアイドルグッズ、妻や母へのプレゼントといった「自分や家族へのご褒美」としてボーナスを使うという場合もあります。

食事に行く

「回らないお寿司屋」「高級料亭」「フレンチのフルコース」など、憧れがありますよね。しかし、高くてとてもじゃないけど行ける気がしない…。


ボーナスではまとまったお金が入るので、普段行けないような場所で食事をするという使い方もあります。


もちろん自分一人で楽しむというのもありますが、普段は仕事が忙しくてあまり家庭を顧みれてないという方は「家族サービス」として、いつもより高級なお店で食事をするというのもボーナスの有意義な使い方になるでしょう。

旅行に行く

旅行で違う土地に行くと、日常から離れられてリフレッシュできますよね。


ただ、旅行に行くには「交通費」「飲食費」「お土産代」、泊まりで行くのであれば「宿泊費」など色々と出費はかさむものです。


そこで、ボーナスを旅費にあてるという使い方があります。買い物や食事と同様「自分へのご褒美」「家族サービス」という気持ちを込めてボーナスを有効活用することができます。


同じ旅行でも「日帰りの温泉旅行」を始め「海外旅行」「数十万円もするランドクルーザー」など人によって使い方は様々です。

貯金

ボーナスの使い方としてアンケートをとると、ダントツの一位になるのが「貯金」です。私たちが行った調査では6割以上の人が「貯金」を選びました。


「老後資金のため」「増税の準備」など理由は様々で、単に「使い道がないから無駄遣いせずにためておく」と言う方も多くいます。


ボーナスの時期は他の時期に比べると定期預金の金利が高くなっている場合も多いです。普通貯金はもちろん、定期預金として貯めておくことで「ボーナスの無駄遣い抑制」にもなります。

投資

「老後のお金が不安」という方は、ボーナスを投資に回すという選択肢もあります。


投資というと、株やFX、仮想通貨などがパッと思い浮かぶ方が多いのではないでしょうか?もちろんその手の投資は大きなリターンを得ることもできますが、その分リスクも伴います。


投資ですので絶対はないのですが、長い期間をかけてそれなりの収益を出したいのなら「投資信託」に積み立てるのも良いでしょう。


普段からコツコツと積み立てておいて、ボーナスが出たときだけちょっと多めに積み立てるといった方法もあります。


日本人は投資を避けがちですが、将来の年金もあまり期待できるものではないので、余ったお金は投資で増やしていくことも大事になってきます。

ローンの返済

車や住宅といった大きな買い物をする際にはローンを組む方は多いのではないでしょうか?またカードローンや奨学金といったものもあります。


ローンには金利が付いてきますので、返済期間が長くなればなるほどトータルで支払う金額が増えてしまいます。


そこで、ボーナスで大きなお金が入った際にまとめて返済を行うことにより、その分の利子を節約することができるのです。

【調査結果】ボーナスの使い道は何ですか?

社会人277名を対象に、「ボーナスの使い道は何ですか?」というアンケートを実施したところ以下のような結果となりました。


貯金:62%

旅行に行く:20%

食事に行く: 9%

ショッピング:9%


調査の結果、貯金をするという人が62%と大半を占めていることがわかりました。せっかく、固まった金額を使える機会があるにもかかわらず、多くの人はボーナスを貯金するのではないでしょうか?

なぜ、貯金する人が多い?

「日本人は貯金好きだ」とはよく耳にしますよね。こちらでは「本当に日本では貯金をする人が多いのか?」と「日本人が貯金をする理由」について解説していきます。

日本人は貯金する人が多い

日銀が発表している「資金循環統計」によれば、日本の個人資産は52.3%が「現金、預貯金」となっています。ユーロ圏の約35%、アメリカ圏の約13%と比べてもわかるように、日本人は「貯金が大好きな国民」と言えます。


「株式」「投資信託」を合わせた割合は13.6%であり、あまり投資には回していません。銀行の普通預金では金利が0.001%ほどしか付かないのに関わらず、日本人は貯金にお金を回しているのです。


その背景はのちほど説明しますが、「少子高齢化」「投資教育を受ける機会がない」と言った理由が考えられます。


また、今では信じがたいですが、バブルの頃は普通預金の金利が4〜5%ついていた時期もありました。その時代に身についた感覚、習慣が抜けないという理由もあるのかもしれません。

少子高齢化の影響

日本人が貯金をする理由の一つとして「少子高齢化の影響」が挙げられます。日本の総人口に占める高齢者(65歳以上)の割合は年々増え続け、2065年には2.6人に1人が高齢者となる予測がされています。


労働人口が減るために年金の財源確保が難しくなり、支給額は減っていく傾向にあります。その一方で医療の進歩や栄養状態の改善により、寿命は着実に伸びています。


65歳以上になると医療費もかかる上、長い年月を生きることになるので生活費も今まで以上に必要となってくるのですが、年金だけでは賄えず「貯金に頼らなければ!」という姿勢になると考えられます。


また、今の若者は、自分が高齢者となった際、支払った分を十分に支給される保障はありません。そいうった将来の不安から「今からしっかり貯金をしておこう」となりやすい部分もあります。

投資教育を受ける機会がない

みなさんの幼稚園から高校、大学時代のことを思い出してみてください。投資はもとよりお金に関する教育を受ける機会はないですよね。


日本人はお金に関する知識が乏しいために、なかなか余ったお金を投資に回そうとは思い至りません。


投資は、事業開拓や技術進歩のための資本となり、経済成長に必要な資源と言えます。しかし、日本では投資は「マネーゲーム」「ギャンブル」と捉えられている傾向が強く、「そんな危険なことをするよりは貯金で手堅くキープしておこう」という考えになるのではないでしょうか。

貯金をするメリット

こちらでは貯金をするメリットを見ていきましょう。

将来の不安をなくすことができる

2019年金融庁から「老後資金に2000万円の蓄えが必要」との発表がありました。今の若者は支払った分だけの年金が支給されることはないだろうと言われています。


また「人生100年時代」と言われるように、寿命は延びています。長く生きるということはそれだけお金が必要になってくるということですよね。


仕事をして稼げる年齢も決まってますし、将来のお金の不安は尽きないものです。貯金がしっかりあれば、そのような「将来のお金の不安を解消してくれる」というメリットがあります。

子供のためにお金を使うことができる

子供の教育にいくらくらいかかるかご存知ですか?


幼稚園から大学まで、すべて公立に通わせるとしても「1000万」はかかると言われています。もし、これが全て私立なら「2400万円」です。


これは、教育費のみの金額になりますので、もし、大学で一人暮らしをするとなると「家賃」「生活費」といった仕送りも発生します。また、学費だけではなく「習い事」や「学習塾」に行くとなるとそこでもお金はかかります。


親としてなるべく子供の選択肢を増やしてあげたいと思いますよね。貯金でお金の余裕があれば「子供のためにお金を使うことができる」というのも大きなメリットとしてあげられます。

心に余裕ができる

貯金というセーフティーネットがないと、「持ち金を減らせない」というプレッシャーから気持ちに余裕がなくなります。


日用品を買うにも「少しでも安く!」と細かくチェックしないといけなくなるし、もし、友達と食事に行くとしても「今月は厳しいからな…」と、常にお金のことを気にしなくてはなりません。


「お金の余裕が心の余裕」という言葉もあるように、貯金は心の余裕を作るというメリットがあります。

いざという時に使えるお金がある

冷蔵庫、エアコンなどの生活に欠かせない家電が急に壊れた場合、まとまったお金を持っていないと修理、買い替えができません。


また、突拍子もなく出費が必要になるものに「医療費」があります。


いくら健康に気を使ったとしても、100%病気を防ぐことはできません。仮に大きな病気をしてしばらく働けなくなったという場合でも、貯金があればしばらくは生活をすることができます。


いざという時に使えるお金があるというのは心強いですよね。

貯金をしすぎるリスク

先ほどは貯金をするメリットを紹介していきましたが、本当にいいことだらけなのでしょうか?こちらでは貯金をしすぎることによるリスクについて解説していきます。

すぐに使えるお金が減る

よっぽどの大金持ちではない限り、やはり貯金をするとなると、節約が必要になるという方が多いのではないでしょうか?


もちろん、無駄遣いは良くないのですが、節約によって自己投資にお金を回さなくなっているという可能性もありえます。旅行や読書、スポーツなど何か新しいことにチャレンジするとなると多少はお金はかかるものです。


将来のための貯金を意識しすぎることにより、今使えるお金が減り、貴重な経験や知識を得られるチャンスを逃しているという可能性もあります。

日本はマイナス金利である

日本は2016年1月より「マイナス金利政策」をとっています。マイナス金利とは、民間の金融機関が日銀に預けている預金の金利をマイナスにしてしまうということです。


民間の金融機関、いわゆる銀行にあるお金は国民の預金からなっています。元来、預けたお金には金利がつくものですが、「マイナス金利」では我々が預けたお金が逆に減ることになっているわけです。


もちろん口座にある金額が減るというわけではありませんが、銀行としては貯金に対する金利を上げづらい仕組みになってるのですね。

物価上昇率>預金金利であるため実質的に損をしている

国としては、物価が下がることによって起こる「デフレスパイラル」を避け、財政を安定させる為に物価を上昇させる方向に働きます。


もちろん年によって物価上昇率は上下してはしますが、それでもゆるやかに物価は上昇し続けています。一方の普通預金の金利は約0.001%と「100万円を1年間預けてやっと10円増える」という割合に留まっています。


お金は増えないけど物価だけは上がり続けるということは、貯金しているお金の価値が落ち続けているということになります。


その点を考えると、増えることもない貯金にお金を回していることは実質的に損をしてしまっているとも言えます。

お金を増やす機会を損失している

貯金をしておくと、確かに備えとしては安心ですよね。ただ、貯金は「お金が減ることはないけど、増えることはない」とも言えます。


お金を貯めるだけではなく、セミナーや本などでビジネスの勉強する、自己成長の投資として使えば、もっと稼げる力を身につけられるかもしれません。


また、貯めずに投資で運用すれば、もちろん減るというリスクもありますが、お金を増やすことも可能性です。


手堅く貯金をするのも大事ですが、その一方で「お金を増やす機会を損失している」可能性もあることを頭に入れておくと良いですね。

まとめ

ボーナスは、普段仕事を頑張っている「自分へのご褒美」として使ったり、または普段お世話になっている「家族のため」に使ったりと、楽しむための使い道があります。


その一方では、「老後のため」「いざという時のため」「投資をして増やすため」という、「将来への備え」としての使い方もあります。


お金は使えば減っていきます。ボーナスをどのような使い方をするにせよ「気づいたらなくなっていた」ということのないよう、慎重に使い道を選ぶように気をつけましょう。

この記事のライター

新卒で入社した会社を8ヶ月で退職しました。
経験者だからわかる退職ノウハウを書きます!

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