会社の休憩時間は正しく休めてる?知らなきゃ損すること!

会社の休憩時間は正しく休めてる?知らなきゃ損すること!

会社の休憩時間はしっかり取る必要があります。それ故、法律の観点からしっかりと休憩時間について理解しておく必要があります。また、休憩時間の過ごし次第で仕事のパーフォーマンスは変わってきます。心身ともにリフレッシュのできるように過ごしましょう。


【調査結果】仕事の休憩時間は何をする?

 社会人263名を対象に、「仕事の休憩時間をどのように過ごしていますか?」というアンケート調査を行ったところ以下のような結果となりました。

軽食をとる:32%
仮眠をとる:27%
同僚と話をする:25%
タバコを吸う:16%

調査結果によると、休憩時間の使い方は偏りなくばらけていることが分かります。つまり、人それぞれ仕事の疲れやストレスをリフレッシュするために自分にあった休憩時間の過ごし方を選んでいるようですね。


労働基準法でも定められている通り、会社側は労働者の休憩時間の使い方の自由を制限することはできません。詳しくは、以下で説明していきます。

労働基準法で定める休憩時間の長さとは?

労働に対する適正休憩時間は?

 休憩時間の長さについては、労働基準法で細かく定められています。6時間を超える労働をした場合には、最低でも45分の休憩が必要となります。逆に、6時間以内の労働の場合は、休憩を取る必要はありません。


また、8時間を超える場合には、最低でも1時間の休憩が必要になります。つまり、8時間を超える場合何時間であっても、休憩時間は1時間で問題はありません。例えば、10時間働いたとしても、休憩の最低時間は1時間で変化はありません。多くの企業では、1日8時間労働が標準とされているので、1日に1時間の休憩を取ることができていれば、適正な休憩時間が定められていると思った良いでしょう。


反対に、休憩時間を増やす分には問題ありません。1日に1時間以上の休憩時間を与えられているならば、ホワイトな労働条件で働けていると思って良いでしょう。


会社の休憩時間における三つの原則と例外

休憩時間は労働時間の途中付与されなければない

 一つ目の原則として、休憩時間は労働時間の途中に付与されるということです。これは労働基準法34条第1項で定められています。労働時間後に休憩時間が与えられる場合は違法です。

使用者は、労働時間が六時間を超える場合においては少くとも四十五分、八時間を超える場合においては少くとも一時間の休憩時間を労働時間の途中に与えなければならない。(労働基準法34条第1項)

必ず労働時間の途中で休憩時間を確保しましょう。

休憩中は労働から解放されなければならない

 二つ目に、休憩中は労働から離れているということです。これは労働基準法34条3項により定められています。休憩時間に電話当番や来客対応を任せる場合等は、従業員の行動を制限しており、労働基準法に抵触するため違法となります。

使用者は、第1項の休憩時間を自由に利用させなければならない。(労働基準法34条3項)

ただし、これらの業務時間が労働時間に含まれている場合は問題ありません。休憩時間に上記のような業務を任される場合は注意しましょう。

休憩は一斉に付与されなければならない

 原則の三つ目は、休憩は一斉に付与されるということ。こちらは、労働基準法34条第2項に記載されています。

前項の休憩時間は、一斉に与えなければならない。ただし、当該事業場に、労働者の過半数で組織する労働組合がある場合においてはその労働組合、労働者の過半数で組織する労働組合がない場合においては労働者の過半数を代表する者との書面による協定があるときは、この限りでない。(労働基準法34条2項)

ただし、以下の業種は一斉付与が困難なため例外として法律で認められています。


・運送業

・金融、保険、広告業

・映画、演劇、興行

・郵便、電気通信業

・販売、理容業

・保険衛生業

・旅館、飲食業

・官公署の事業


様々な業種で例外が認められています。また、これらの業種以外でも、労使協定を締結している場合は例外となります。


休憩時間を取得できない時の対処法

会社に直接相談

 休憩が取得できない時、1番早いのは会社に直談判することでしょう。会社や雇用主が労働基準法や休憩時間に関しての正しい理解がない場合があります。そういった場合休憩時間の改善が見込めるかもしれません。


しかし、労働基準法を知った上での対応の場合もあります。そのような場合、会社や上司からよく思われない恐れもあります。この場合は他の手段を取る必要性があります。


労働基準監督署への相談

 労働基準監督署とは、労働基準法に基づき会社を監督、指導する機関で、無料で誰でも相談可能となっています。


直談判が難しい場合一度相談してみましょう。労働基準法に則った改善策やアイデアを提案してもらことができます。一人で抱え込まずに相談しましょう。

弁護士への相談

 最後は弁護士に相談しましょう。会社側は搾取するために、休憩時間を付与していない場合も考えられます。どうしても改善されない場合は法的措置も視野に入れましょう。

休憩時間に関するよくある質問

パートやアルバイトにも休憩時間はあるのか?

 基本的にパートやアルバイトも正社員と同じ規則が適用されます。

正社員ではないからといって、『休憩する』という労働者の一種の権利が侵害されることはありません。休憩が一切ないのであれば、正社員ではないからと遠慮せずに要求しましょう。


休憩時間分早く帰れる?

 8時間の労働が定められている場合に、1時間の休憩時間を取らない代わりに7時間の労働で退社するということはできません。たとえ労働者側が早く帰りたくても、会社側は労働時間中に休憩を付与しなければなりません。なので、会社と労働者間のトラブルを避けるためにも必ず労働基準法に則り、必要最低限の休憩時間を設けましょう。

休憩時間は分割しても良い?

 休憩時間は分割しても問題ありません。例えば、10時間働いた場合、9時間働いた後に45分休み、労働時間が10時間に達した時に15分の休憩をすることが可能です。

所定の時間で休憩時間が取れず、その時間を残業時間として換算してほしい

 営業活動など業務の性質上指定された時間に休憩を取ることが極めて困難な場合があります。このような場合でも労働基準法に基づき労働時間中に休憩を取る必要性があるため、それができない場合は基準法違反になってしまいます。したがって、休憩時間を残業時間として換算することはできません。会社と相談した上で、休憩時間を必ず取りましょう。


休憩時間の過ごし方

休憩時間は一人で過ごす?

 近年、会社の休憩時間にしたい事として『一人でゆっくり過ごす』を挙げる人が増えています。


長時間の労働によって疲労が溜まってしまうため、一人で少し仮眠を取るなどリラックスしたいというニーズが高まってきているようです。


その他にも『同僚との話がつまらない』、『話を合わせているとストレスが溜まる』など人間関係に疲れてしまうという人も多いようです。


休憩中はゲームをしても良い?

 労働基準法34条3項では休憩時間を自由に利用できるということが定められています。では休憩中にゲームをしても良いのでしょうか?

答えはYesです。


例外的に禁止されているのは飲酒やビラ配りによる宣伝活動、政治活動や許可なく会議室を使用すること等です。例外の中にゲームは含まれていません。ただし、ゲームをする際にも会社にいるという自覚を持ち、節度ある息抜きが必要ですね。


休憩時間にやるべきリフレッシュ効果のあるもの

音楽を活用した睡眠とは

 「疲れた時は仮眠をしてリフレッシュ』なんて言葉はよく耳にしますよね。しかし、会社の休憩時間に仮眠しただけではなかなか疲れが取れない人もいるのではないでしょうか?


そんな方におすすめなのが音楽を活用した仮眠です。実際に、海外の研究結果では、眠るに当たって音楽を聞いている人の方が聞いていない人よりも早く眠りに着くことが分かっています。穏やかなBGMなど一度聴きながら仮眠を取ってみると、短時間で回復して仕事の効率化もはかれるかもしれません。


パソコン疲れを取るデジタルデトックス効果とは

 デジタルデトックスとは、スマホなどの電子機器との距離を一定期間置くことです。これによって得られる効果はいくつかあります。


まず一つは、脳のリフレッシュ効果です。長時間パソコン等の電子機器に触れていると、情報過多により脳が疲弊してしまうため、時間が経つにつれて仕事の効率も低下してしまう恐れがあります。それ故一度デジタル機器から離れることで疲れた脳に休息を与えることで脳のリフレッシュを可能にします。


二つ目に、身体の疲れの解消です。デジタル機器を使用して長時間のデスクワークを行なっていると常に下を向いているため、首や肩こりなどの症状を発することが頻繁にあります。


以上のように、デジタルデトックスには心身ともに効果を発揮します。勤務中の束の間の休憩時間SNSを見る等自分の好きなことをするのも良いですが、たまには電子機器から離れて休憩をとってみるといつも以上のリフレッシュ効果が期待できるかもしれませんね。


怪しい?リフレッシュのための瞑想「マインドフルネス瞑想』とは

 皆さん瞑想と聞くと宗教色の強い怪しいものという固定概念を持っている方も少なくないのではないでしょうか?しかし、今回紹介するマインドフルネス瞑想は宗教とは無関係の瞑想方法で、マインドフル状態になるためのものです。


1.マインドフルネスな状態とは


良し悪しの価値判断を行わず、完全に今この瞬間に集中している状態のことを言います。


2,マインドフルネス瞑想のやり方


静座瞑想法


頭と首と背筋を一直線にして垂直に座り、自分の呼吸に集中します。呼吸に集中できるようになってきたら、次は注意を体全体に浮かんでくる思考やアイデアに向けます。最後は何にも注意を向けず、座っているだけの状態になります。


上記のもの以外にもいくつかの瞑想方法がありますが、短時間で会社の休憩時間に最適なのは静座瞑想法であるためここでは割愛させていただきます。休憩時間ただダラダラと過ごしている人はこの瞑想法を行なってみると思わぬ発見があるかもしれません。

会社の休憩にも活かせる?52:17のメソッドとは

一般的な作業時間と休憩時間はどれくらい?

 皆さんの作業と休憩時間の比率はどのくらいでしょうか?以前に述べた労働基準法に則って考えるならば、6時間で45分休憩ですね。しかし実際は大体1~2時間ごとにトイレに行ったり、タバコを吸ったりと短い休憩を挟んでいる人が多いのではないでしょうか?実は作業と休憩時間には最も適切な比率があるのです。

52:17で効率アップ?

 ある研究チームのJulia Gifford氏はDesk Timeを使って最も生産性の高い従業員の行動を調査しました。その結果10%の最も生産性の高い従業員は一度に約52分の仕事をして17分の休憩をとっていたのです。52分という短時間を最大活用して集中して仕事を終わらせ、休むのです。


長時間働き続け、時間が経つごとに自分のパフォーマンスが低下している。そう感じる人は短時間で強い目的意識を持って発揮し続けられから休むと、安定したパフォーマンスを発揮しつづけられるでしょう。

まとめ

 働くことは大切ですが、時には休息も必要です。長時間働き続けていては自分のパフォーマンスの低下にもつながります。急がば回れです。時にはリフレッシュの時間を設けることも必要です。是非仕事と休憩のメリハリをつけるためにも、自分が一番リフレッシュできるような時間の過ごし方を探してみて下さい。

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