退職を電話一本で出来るの?常識的には大丈夫?徹底検証

退職を電話一本で出来るの?常識的には大丈夫?徹底検証

苦手な人からすると退職の意思を伝えるってかなりハードルが高いですよね。そんな時に、電話一本で退職できれば、すごく楽ですよね。この記事では世間的には電話で退職することができるのかどうか説明していきます。


昨今、退職で悩んでいる人増えています。上司のパワハラや厳しすぎる環境、やりがいを感じない職場など、一つ一つの問題が積み重なると、会社を辞めたくなります。しかし、仕事を辞めたいと思ってから、実際に退職できるまでがすごく大変です。「つらい仕事を電話一本で辞めることができればいいな」と思いませんか?電話で退職することは常識的に大丈夫なのか、可能なのかを徹底分析したいと思います!

なぜ退職者は増えてるのか?

退職とは、今まで勤めていた職を退くこと、つまり仕事をやめることです。誰しも定年になったら退職を経験すると思いますが、現代では若者の退職が後を絶ちません。その原因の一つは日本の就職に対する制度の変化だと言えます。
 日本では1950年代から「終身雇用制度」と呼ばれる、企業側が新たに就職した従業員を一生雇用するという制度が適用されてきました。なぜなら当時の日本は景気が良かったため、優秀な人材をずっと雇うことで業績がアップすると考えていたからです。従業員にとっても安定して一生勤められることは、メリットでした。
 しかし現在の日本は戦後と比べ経済市場が小さくなっているため、昔に比べ業績をあげるのが難しくなっています。業績が悪化しているのにも関わらず、定年まで従業員を雇うのは企業側にとって難しいため、「終身雇用制度」が崩壊してきているのです。
 一昔前までは、一度就職した場所で定年まで働くことが良い、当たり前だと考えられていました。しかし現代では退職・転職が当たり前になっています。従業員に終身雇用のメリットがなくなった今、若者はより良い環境を求めその職場が嫌だったら辞めて、転職するという考えがスタンダードとなってきました。

退職者が増える原因

 若者の退職は昔に比べ増加していますが、では一体どのような事がきっかけとなって退職を決めてしまうのでしょうか?

 ・職場の人間関係が上手くいかなかった
 ・社風が自分に合わなかった
 ・会社や上司からの評価が不満だった
 ・給料が不満だった
 ・もっとキャリアアップしたいと思った
 ・上司の態度が不満だった
 ・仕事内容・仕事環境に満足できなかった
 ・会社の経営状況が悪化した

などの意見がありました。
特に職場の環境や人間関係で悩んでいる方は、精神的にきついものがあるかもしれません。

退職のメリット・デメリット

(1)メリット

・仕事の不満から解放される
仕事に不満を持たずに働けている人は少ないです。何かしらの不満を抱えながら仕事をしている人が大半だと言えます。しかし、その不満を自分の中に抱えてしまっては、ストレスが溜まってしまいますよね。しかし、そのストレスの原因である仕事を辞めてしまえば一気に解決します!今までストレスで体調を崩していた人も一気に調子がよくなるかもしれません。

・自分の好きな事ができるようになる
人によってやりたい事は異なりますが、朝が苦手な人はゆっくりと睡眠ができますし、趣味に没頭したい人は、趣味に時間を費やせます。また、何か成し遂げたい目的があって退職したい人は、その目的を達成する為の十分な時間があります。退職を機に心をリフレッシュできるのはとても良い事ですよね。

・次に繋がる
退職するということは、新たな挑戦をするということです。退職をして怠惰になるのではなく、目標を持って行動する事が大切だと思います。退職という経験をプラスの方向へ繋げていきましょう。現に退職を機に人生が変わった人も多くいるので頑張ってください。そういった人が書いた本などを読むこともオススメです。

(2)デメリット

・収入がなくなる
退職をするという事は仕事を辞めるという事です。勤めていた会社に不満があって退職した人のほとんどは転職をすると思います。収入がない期間を少なくするためにも、退職をすると決めた段階で、転職先を同時に探していくのも良いかもしれません。リスクを極力減らす事でデメリットを無くしていきましょう。

・退職の手続きが大変
退職の手続きはあなたが思っている以上に大変です。退職をする際に会社から受け取らなければいけないもの、会社に返却しなくてはいけないものがあります。また、後任者を決めたり、後継をどのようにやるかなども決めなくてはいけません。社会に出るというのは責任が付き物です。そのため、自分の最後の仕事と考えしっかりとその責任を全うしましょう。

・世間体が悪くなる
昔の名残もあり、退職するということに対してあまり良いイメージを持っていない人も多くいます。特に若者の親世代がそうでしょう。固定概念が未だにあるのです。しかし、そんな固定概念は関係ありません。自分が悩んで決めた決断なので自分自身を尊重しましょう。いつか見返してやるくらいの気持ちの方が良いと思います。

・ローンが組めない
退職するという事は職を失うという事です。そういう人を無職やニートと言いますが、一般的にそういった人には融資してくれません。会社を辞めた途端収入もなくなるので、しっかりと計画を立てて退職しましょう。

一般的な退職方法とは?

退職の流れ

(1)自分の意思確認

退職する意思を上司に伝える前に、まずは自分の意思を確認しましょう。仕事をするに当たって、多くの人が一度は辞めたいと思った事があると思いますが、実際のところは、そのほとんどが退職できていません。つまり、多くの人が退職をしたいと思っても思いとどまってしまっているということです。退職をするにはメリットもありますが、その一方で考えられるデメリットも考慮して最終的な決断をしなければいけません。また、退職をする決意をした場合は、その後の人生プランまで決めてしまうといいですね。

(2)直属の上司に伝える

退職の意思を固めたら、その意思を直属の上司に伝えます。直属の上司以外に話してしまうとトラブルの元になってしまうので、まずは上司に伝えましょう。その際、引き止められる可能性もあります。そんな時はしっかりと自分の意思を持って、辞める旨を伝えましょう。
最終的に退職する事が決まったら、退職願を提出します。退職願が受理されるとその後、仕事の引き継ぎを決めたり、退職日を決めたりします。その流れは会社によって異なるので、会社の方針に従ってください。上司が決める前に、同僚などに知らせてしまうと、トラブルの元になるので気をつけましょう。

(3)退職

会社の退職日・最終出勤日は会社から貸与されていたものを返したり、ご挨拶をします。退職後に必要となる「雇用保険被保険者証」や「年金手帳」は会社が保管しているところもあれば個人で保管している場合もあるので、事前に何を貰うべきなのかなどはしっかりと確認しましょう。退職の際、退職理由を聞かれる場合がよくありますが、一般的には家庭の都合と言うのが無難だと言えます。少なからずお世話になった会社なので、誠意を込めて最終日を迎えるのが大人のマナーです。最終日はそんな感謝の気持ちを伝えるためにも手土産のようなものを持っていくのが良いでしょう。

退職準備

退職するに当たって、事前に準備をすべき事がいくつかあります。計画的に退職を行なっていかないと、リスクが大きくなってしまうので、事前に万全の準備をしてリスクを最小限にしましょう。

①転職先を見つける

何度もお伝えしていますが、退職をした途端収入が無くなります。そのため、事前に転職先を調べておくと良いでしょう。ただ、退職日が分からない限り、転職先の入社日も決められません。先走るのではなく、しっかりと計画的に進めましょう。

②退職の流れを知る

退職の流れを知らない限り、いつまでたっても退職ができない可能性があります。退職にもちゃんとしたマナーがあるので、他人に迷惑をかけずに退職をしましょう。

③マナーをわきまえた行動をとる

退職の際にマナーをわきまえられないと、退職をする段階で人間関係が悪化してしまう可能性があります。相手に迷惑をかけず、円満退社できるようにマナーをしっかりと守りましょう。

ちなみに、マナーとしては
・退職の流れを理解する
・責任のある行動をする(後継などをしっかりと行う)
・感謝の手土産を渡す
などがあります。

退職トラブル

退職のマナーとして、1ヶ月前に退職の意思を申し出るというのが決まりですが、たとえ自分がきちんと1ヶ月前に退職の意思を伝え、退職を温厚に済ませようとしても、どうしてもトラブルを避けられない場合があります。事前に起こる可能性のあるトラブルを知る事で、トラブルを避けて退職が出来るかもしれませんので、参考までに知っておくと良いかもしれません。

①強引に引き止められる

退職をするのはご自身にとっても、会社にとっても大変な事です。特に会社側があなたを必要としている場合は、多少強引だとしても引き留めるでしょう。人間関係を悪化させたくない理由から、半ば強引に退職を諦めた人もいると思いますが、その一方で、自分の意思を曲げずに退職した人もいると思います。どっちにしろ、多少なりとも強引にならなければ退職ができないです。さらに、後任者が決まらないという理由でどうしても辞めさせてもらえない場合もあります。そんな状況を避けるためにも、余裕を持って1ヶ月以上前(2.3ヶ月前)から退職したいという旨を伝えると良いかもしれません。ただ、ダラダラと引きずってしまうと退職が後伸ばしになってしまう可能性も考えられるので、メリハリをつけて退職する事が大事でしょう。

②自分の仕事の後任者が決まらない

特に自分しかできない仕事だった場合、後任者がなかなか決まりづらいです。後任者が決まらない限り、会社はあなたに辞めてもらいたくないと思うでしょう。大切なのは上司とのコミュニケーションです。しっかりと自分の意思を伝え、納得して貰えるくらいの関係性を築けていると良いかもしれません。

③人間関係の悪化

 退職するというのは、今の職場の人々とのお別れを意味します。今まで付き合ってきた人々とお別れをすることに関して、気まずく感じる人が多いようです。また、転職先が競合他社だった場合ライバルとして見られるので、関係性にヒビが入ってしまうのも納得できます。そのため、転職先はなるべく伝えないと良いでしょう。
 また、退職しても仕方がないと思われるような理由を用意すると良いかもしれません。なるべく関係性を悪くしないように、日頃からの付き合いも大切にしていきましょう。

電話で退職する事は大丈夫?

電話で退職する事は社会的に非常識だと言えます。通常退職をする時は、直属の上司に伝え、その後会社の規則の従って準備を進めていきます。上司に退職の意思を伝えた後は仕事の引き継ぎもありますし、退職するにあったての書類や貸与していた備品などの返却もあります。簡単に言えばメールや電話のみで退職をするのは他人に手間を掛けることになり、迷惑だと言えます。確かに、今まで一緒に働いていた人とお別れをするわけですから気まずくなる気持ちも理解できますし、そう思うのは普通のことだと言えます。しかし、社会人としてもマナーをきちんと全うすべきだと思います。
 以下は「非常識な退職方法」で知られている代表例です。

「非常識な退職方法」

・メールや電話での退職
お世話になった職場の方々に何も言わずに間接的に退職の意を示して退職するのは社会人として非常識だと言えます。直接伝えるようにしましょう。

・直前に退職を伝える
退職するに当たって、必要な書類や挨拶、仕事の引き継ぎなどがあります。そのため直前に伝えられても、会社の都合もありますので、間に合わない場合があります。自分が必要な書類等もありますので、一方的に辞めるという形をとってしまうと転職に不利になってしまう可能性も考えられますので、十分気をつけましょう。

・突然出勤をしなくなる
何も言わずに、ある日から突然出勤せず後日郵送で退職届を提出する人がいます。ご自身の仕事の引き継ぎもせずに勝手に退職をしてしまうと、残された社員に大変な迷惑を掛けることになります。自分のことだけを優先して退職をするのは無責任だと言えますので、避けましょう。

まとめ

✔︎退職にはルールがある
✔︎電話で退職は社会人として常識的ではない
✔︎退職はよく考えてから決める

いかがでしたか?退職する方はたくさん悩んで決断をされていると思います。しかし、最後の最後で無責任な行動をとってしまうのは多くの方々に迷惑を掛けてしまうことでしょう。そのため、最後まで責任ある行動を取ることを心がけましょう。

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