退職代行で懲戒解雇になる!?リスクを避けるには弁護士!

退職代行で懲戒解雇になる!?リスクを避けるには弁護士!

退職代行を利用すると懲戒解雇になってしまう可能性があるの?退職代行は大変便利なサービスですが、上手に使わなければ、退職できないだけではなく、法律を犯してしまうリスクがあります。退職代行の利用を検討している方は、この記事を参考に退職の利用方法を確認しましょう。


退職する際に職場に問題があったり、家庭の事情があるために出社できないという人や退職手続きが面倒と思う人は少なくないでしょう。

そんな人のために、退職代行というサービスがあります。退職するまでの手続きを代行してくれるサービスです。

今回は、その退職代行サービスについて紹介します。

退職代行とは

退職代行とはその名の通り、何らかの事情があって退職手続きを自身でできない場合に、退職手続きを代行してくれるサービスです。

退職代行を利用すると退職日まで出社する必要もないため、簡単に退職することができます。また、退職代行サービスによって、即日退職もできる場合があります。

退職するまでにトラブルが起こって、退職できない状態が続いている場合や出社できない場合にはとても便利なサービスです。

退職代行の種類と両者の違い

退職代行はサービスを提供する事業者によって2つの種類に分けられます。

(1)弁護士が提供している退職代行
(2)民間企業が提供している退職代行

この2種類の退職代行の違いは、行うことができるサービスの範囲にあります。

民間企業が提供している退職代行は法律によって規制されているため、会社に伝言をするという形でしかサポートできません。これに対して、弁護士が提供している退職代行では、会社に退職の意思を伝えることに加えて、会社と交渉することが退職手続きの際に起こったトラブルの解決や引き継ぎ作業、保険・税金の手続きも行ってくれます。

したがって、弁護士が提供している退職代行に依頼する方が自身でやらなければならない退職手続きが少なくなります。

退職代行を使うと懲戒解雇の可能性がある?

退職代行を利用して退職したときに懲戒解雇になる可能性があると安心してサービスを利用できないですよね。

そこで、退職代行を利用して退職したときの懲戒解雇される可能性について紹介します。懲戒解雇される可能性は、前の項で説明した退職代行サービスの種類によって異なります。

まず、弁護士が提供する退職代行サービスを利用した場合に懲戒解雇になる可能性はきわめて低いです。なぜなら、退職手続きの際に会社とトラブルが起きたとしても、弁護士による退職代行なら会社と交渉してくれるからです。

しかし、民間企業の退職代行を利用すると懲戒解雇になる可能性があります。

次の項で詳しく説明します。

民間の退職代行サービスを利用したときに懲戒解雇になる場合

一般的に退職代行サービスを使わずに退職する場合は、退職することを会社に伝え、退職日を会社の上司と一緒に決めていきます。これは、退職日をきちんと決めて会社の了解を得ないと、後々退職日を延長されるなどトラブルが起こる可能性があるからです。また、退職日以外にも消化していない有給をどうするかなど会社と一緒に決めなくてはいけないことがたくさんあります。

このとき、民間の退職代行サービスを使った場合、民間の退職代行業者は、退職する人の伝言をすることしかできません。つまり、退職する意思、退職日、有給をどうするかを一方的に会社に伝えるのみなのです。したがって、会社が伝えられた内容に了解しなければ、トラブルになってしまいます。会社とトラブルが起きれば、交渉が必要になりますが、民間の退職代行会社には、会社と交渉する権利を持っていないので、交渉して退職手続きを進めることができません。

ここで、退職代行会社が会社と交渉してしまうと、法律違反となるので退職の意思や退職日を伝えたとしても全て無効とされます。そして、退職代行会社が退職の代行を行っている間の欠勤は無断欠勤扱いとなり、無断欠勤による懲戒解雇になってしまうのです。

退職代行は法律違反ではない

民間企業の退職代行を利用すると懲戒解雇になる可能性があると紹介しましたが、退職代行サービスは決して利用してはいけないものではありません。ルールに従って利用すれば合法なサービスです。

労働者には、会社を辞める権利もあるので、退職代行サービスを利用した退職であっても会社がそれを引きとめる権利はないのです。

弁護士による退職代行サービスを利用した場合は、もし会社とトラブルがあっても交渉して退職することができます。また、民間の退職代行サービスを利用する場合でも、会社が退職を受け入れやすい社風であれば、トラブルが起きることもないので利用して良いでしょう。

退職代行を依頼する事業者を選ぶポイント

退職代行を利用した退職も合法であり、きちんと退職できます。

では、どんな退職代行事業者に依頼すればよりトラブルなく退職することができるのでしょうか?

退職代行事業者を選ぶポイントを3つ紹介します。

弁護士か民間企業か

まず、弁護士か民間企業かで代行できる範囲が変わってくるので、どこまで代行してほしいかを考えて選びましょう。

退職時にトラブルが起きそうな場合や有給消化をしてから退職したい場合は、会社と交渉ができる弁護士に依頼しましょう。

反対に、ただ辞める意思を会社に伝えるだけで退職できるのであれば、民間企業の退職代行サービスに依頼しましょう。

費用

退職代行にかかる費用は3~6万円ほどと言われています。平均的に見ると、民間企業より弁護士に依頼する方が費用は高くなります。弁護士の退職代行にかかる相場は5万円前後で、民間企業であれば3万円前後となっています。

それぞれの会社や弁護士によって代行内容に違いがあることから、費用に差があります。また、弁護士の方が代行範囲が広く、安心して依頼できます。

自分が求める代行内容や安全性などを考えながら費用の高いものにするか安いものにするか選んでみてください。

代行内容

先に述べたように、弁護士と民間企業では代行できる範囲が異なりますが、弁護士によっても代行する内容が変わります。

弁護士が代行する内容については契約するときに相談しましょう。有給消化や、退職金の請求も担ってくれる弁護士もいるので、費用と代行内容で比べてみて、自分にあった事業者を判断しましょう。

以下、サイトは弁護士が提供する退職代行サービスです。気になる方は相談から始めてみましょう。

弁護士の退職代行『汐留パートナーズ法律事務所』

退職代行を利用するときの注意点

弁護士監修の退職代行に注意

民間の退職代行サービスを提供する企業で、「弁護士監修」と謳っているところがあります。

「弁護士監修」と聞くと、会社との交渉も代行してくれるのではないかと考えるかもしれません。しかし、弁護士監修の退職代行であっても、実際に弁護士が代行をするわけではありません。弁護士以外の人が代行するので、会社との交渉は法律違反になるため代行できないのです。

会社との交渉も代行してほしい場合は「弁護士監修」の事業者ではなく、「弁護士」に依頼しましょう。

退職代行を使って懲戒解雇されたときの対処法

退職代行を使って、懲戒解雇されたときは、まず、懲戒解雇の自由が全うなものであるかを確認しましょう。明確な自由がない場合は、その旨を会社に伝えるよう退職代行事業者に依頼しましょう。

また、懲戒解雇にされたときは、民間の退職代行事業者では解決できなくなる可能性が高いので、弁護士に相談しましょう。

まとめ

いかがでしたか?

退職する際に、出社したり、退職手続きを代行する退職代行サービスが流行っていますが、利用する際には注意しなければなりません。

まず、民間の企業によるもの弁護士によるもので、代行できる範囲や費用が変わってきます。自分が依頼したい内容と費用を考えて、依頼先を判断しましょう。

また、「弁護士監修」というように、民間であっても弁護士が代行しているように装っている会社もあるので注意が必要です。

退職時には、会社と何らかのトラブルが起こる可能性があるため、よく考えて少しでも円満退職できるように、退職代行サービスを利用するときもよく考えて事業者を選びましょう。

この記事のライター

新卒で入社した会社を8ヶ月で退職しました。
経験者だからわかる退職ノウハウを書きます!

関連する投稿


トラック運転手をやめたい!オススメの転職先と退職理由

トラック運転手をやめたい!オススメの転職先と退職理由

インターネットショッピングが当たり前になった現在で、トラック運送業は景気が良いと思われてしまいがちです。しかし、景気は変わらず良くならないまま、仕事量だけが増え深刻な人員不足に悩まされています。 今回は、トラック運転手の実情やおすすめの転職先などについて詳しくご紹介します。トラック運転手を辞めたいと考えている方はぜひ参考にしてください。


退職したら後悔するかも?転職先で活躍するための4つのこと!

退職したら後悔するかも?転職先で活躍するための4つのこと!

退職しようかどうか迷っている時に、多くの人が悩んでいることの一つとして、退職した後に後悔してしまうかもしれない…ということがあるのではないでしょうか?この記事では、後悔してしまった場合には出戻りすることができるのか、後悔しないためにできることを紹介します。


教員を退職するか迷う…スムーズに退職する方法?転職できる?

教員を退職するか迷う…スムーズに退職する方法?転職できる?

教員と一口で言っても様々です。全ての教科を自分で教えなければならない「小学校」、自分で免許を持っている科目だけを教えて部活の顧問をする「中学校」、さらに中学校の仕事内容にプラスして進路指導をする「高校」。それぞれに大変な仕事がありますね。 今回は、教員の仕事をスムーズに退職するための方法についてご紹介します。教員を退職しようか悩んでいる方は参考にしてください。


退職代行は違法なのか?非弁行為とは?安心の退職代行はどこ?

退職代行は違法なのか?非弁行為とは?安心の退職代行はどこ?

「会社に退職の意思を伝えたいけど、自分では言い出せない」「会社が退職願を受け取ってくれない」そんなとき、あなたの退職のための手続きを代わりに行ってくれるのが「退職代行」です。しかし、代行業者によっては非弁行為と呼ばれる違法行為を行っている会社もあるんですよね。 そこで今回は、どのような行為が法律違反になってしまうのか、信頼できる退職代行業者の選び方をまとめました。


警察官を退職したい…強い引き止めからスムーズに退職する方法

警察官を退職したい…強い引き止めからスムーズに退職する方法

警察官の仕事は、街の治安や安全を守ることですね。そのような警察官に憧れて、警察学校を卒業し晴れて警察官になった方も多いことでしょう。しかし実際は、ブラック企業並かそれ以上と言われているほど過酷な労働環境です。 この記事では、警察官を退職したいと考えてしまう理由や、退職するか否かを躊躇してしまう理由を考察していきます。警察官の退職体験もご紹介しますので参考にしてくださいね。


最新の投稿


タクシー運転手を辞めたい!ブラック業界?その後のキャリアは?

タクシー運転手を辞めたい!ブラック業界?その後のキャリアは?

「タクシー運転手を辞めたい…」と悩んでいる人は少なくないです。タクシー業界で人材不足が激化していることやお客さんとのトラブルが絶えないことから、多くの運転手がストレスや疲労を溜めてしまっています。この記事では、タクシー運転手を辞めた後のキャリアについて説明していきます。


保険の営業を辞めたい…退職後に活かせる強みとおすすめ転職先!

保険の営業を辞めたい…退職後に活かせる強みとおすすめ転職先!

保険営業の仕事と聞くと厳しい労働環境など、良いイメージを持たない人も少なくないと思います。実際に、「保険営業を辞めたい…」と考えている人は多く、離職率はかなり高い数字となっています。この記事では、保険営業職を辞めた後の働き方について紹介していきます。


仕事で怒られてばかりで辛い…怒られてしまう理由と対処法!

仕事で怒られてばかりで辛い…怒られてしまう理由と対処法!

仕事で怒られてばかりで辛すぎる…と悩んでいませんか?仕事で怒られる理由としては、自分がミスをした場合や上司が理不尽にキレている2つの理由があると思います。この記事では、仕事で怒られてしまう理由と正しい対処法を紹介していきます。


派遣社員がすぐ辞めるのはアリ?契約期間より早く辞めても良い?

派遣社員がすぐ辞めるのはアリ?契約期間より早く辞めても良い?

派遣社員として働いていると正社員と比べて待遇が劣っていることや派遣会社を挟まなければいけないことを面倒に感じるなどの理由で入社後にすぐ辞めることを考える人は少なくないでしょう。派遣社員と正社員とでは退職手続きが異なります。この記事では、派遣社員の退職について詳しく説明しています。


仕事が回らない原因は?一人で仕事を抱え込んでしまう末路…

仕事が回らない原因は?一人で仕事を抱え込んでしまう末路…

優秀な社員一人に仕事が集中して、会社全体の仕事が回らない状況になることはよくあることがです。しかし、そのような状況が続くと社員一人にストレスがかかるだけでなく、職場全体に悪影響を及ぼしてしまいます。この記事では、仕事をスムーズに回す方法を紹介するので参考にしてみてください。