書類選考期間ってどれくらいなんだろう?企業は何をしているんだろう?などと疑問に思ったことはありませんか?でも書類選考期間の間って自分が選考に通ったのか落ちてしまったのか不安な方も多いと思います。
ここでは、そんなあなたに書類選考期間について徹底的に説明していきます!
1.書類選考を行う意味

企業側の時間は有限なので、応募者が多い場合に、全員と会って面接をしている時間がありません。なので、企業側の狙いとしては、面接の前に書類選考を行うことで、選考を効率化することが挙げられます。
つまり、書類選考は選ぶための選考ではなく、最低限の採用要件を満たしていない人をふるいにかけるための選考だと言えます。なので、書類選考では、企業の採用担当者に「この人とは会わなくてもいい」と思われないようにアピールしましょう。

就職や転職の体験談を読んでいると、一週間後の合否発表は不合格フラグなんて情報をよく目にしますよね。しかし、実際にそうなのでしょうか?今回の記事では採用担当者の意見も交えながら選考の実情や「選考結果は一週間後にお伝えします」が本当に不合格を意味するのかを詳しく紹介していきたいと思います。
■書類選考をなしにする会社もある
近年では、書類選考をせずにいきなり面接にまで通すという会社も増えてきています。その理由として、優秀な人材をいち早く取るという理由と学歴ではなくポテンシャルや人柄を基準に採用するという会社が増えているということが挙げられます。
書類選考をなしにすることで、会社側も時間コストや採用コストの削減に繋がると共に応募者にとっても選考のハードルが低くなることで学歴などにとらわれずに応募することが容易になるというメリットがあります。
さらに、あくまで参考までにですが、書類選考を行わない場合は転職エージェントを経由しての応募の際に非常に多く見られます。その理由として、転職エージェントから応募者の情報を履歴書や職務経歴書などよりもより詳しく知ることができると共に転職エージェントが会社の求人条件を満たしているとすでに判断されているからです。
2.書類選考期間の目安

■①企業の規模、採用方式によって異なる
一般的に書類選考期間は、二週間程度とされています。その中でも大企業は中小企業にくらべて長めだと言われています。また、中途採用よりも新卒採用の方が志望者が圧倒的に多いため、期間は長くなります。さらに、中小企業やベンチャー企業では、大手と比較してスピード感を持って採用を行なっているので、書類選考期間も必然的に短くなります。
■②いつまでという期限は決まっているのか?
企業は何日後までには選考結果を通知しなければいけないという法律があるのか?と思う人もいるかもしれませんが、企業にはそのような規制はなく、労働条件の明示のみが求められています。そのため、書類選考期間は企業によって大きく異なっています。
■③なぜ通知が遅くなるのか?
書類選考の通知が遅くなることは大企業の選考でよくあることなのですが、大企業は大量の書類選考を行わなければいけないので、全て確認することに時間がかかってしまいます。また、書類選考通過の判断をしてからも、主任、課長、部長などの面接担当者にアポイントを取る必要があるので、合格通知をするまでに時間がかかってしまいます。
■④書類選考の合格率は?
一般的に書類選考の合格率は、約5割といわれています。しかし、企業によって採用予定人数や求人の種類も異なっているため、正確な合格率を確認することは難しいです。

書類を出してから1ヶ月経つのにまだ結果が返ってこない。届いていなかったのかな?見てもらえなかったのかな?もしかしてまだ希望はある?なかなか書類選考の返事がこないと不安になりますよね。いつまで待つべきかなど不安を解消する対処法を紹介します!
■転職エージェントの書類選考期間はどれくらい?
一般的に転職エージェントの書類選考期間は1週間から2週間となっています。場合によっては3、4日で書類選考合格通知が届く場合もあります。しかしながら、転職エージェント特有の書類選考期間が長引く理由も存在します。
その理由は、転職エージェントが企業から○○人の採用を要請されている時においては、一定数の候補者が揃うまでもしくは候補者が揃うめどが立つまでは転職エージェントは書類選考合格通知を送ることが難しいからです。
■ハローワークの書類選考期間はどれくらい?
ハローワークは書類選考期間が短いというメリットを持っています。その理由として、ハローワーク経由で応募できる企業はすぐにでも採用したいというスタンスの企業が非常に多いからです。そのため、書類選考期間は3日から1週間と考えて頂いて構いません。
もし、2週間以上連絡が来ない場合は書類選考に落選したと考えるのが妥当でしょう。書類選考の合否通知が届かない場合の対処法については後程詳しく紹介しているので是非参考にしてみてください。
3.期間中にすべきこと

■面接選考への準備
就活は時間との戦いでもあるので、複数社の選考にも積極的に申し込むことが大切です。さらに、面接対策や企業研究も欠かさず行うようにしましょう!
企業研究では、志望する企業が求める人物像や事業内容を調べることはもちろんのこと、OB訪問を通して社内の雰囲気などを聞いて、より深みのある志望動機を考えましょう。
面接対策では、回数を重ねることで、周囲の人々からどういう点が良かったか、悪かったかを知ることが大切です。その情報を基に、面接官の質問に論理的かつ簡潔に答えられるよう練習することで、難関企業合格への道が近づくかと思います。

面接に落ちたかも?面接の結果の連絡がなかなか来ないと、集中できなくて、メールボックスを何度も開いてしまう人は少なくないのではないでしょうか?そんな方のために、結果通知の連絡が来る前に合否が判断できるフラグがいくつかあるので紹介していきます!
4.もし連絡がこなかったら?

一番重要なことは、先程述べたように、今、自分がすべきことを焦らずにコツコツと準備することです!
■①まずは、自分で可能な限り確認!
採用者にとって、採用確認の連絡が来ることは好ましいことではありません。また、焦って連絡を入れることは、自分自身の印象を下げることに繋がるかもしれません。そのため、まずは、一ヶ月程度は待つことが必要です。
また、就活についての口コミサイトで他の就活生の情報を入手することで、選考期間が終わっているのかどうか、調査することも必ずしておきましょう。それでも通知が来ない場合のみ、電話やメールを通して企業に連絡をしましょう。ただ、実際、一ヶ月経っても通知が来ないということは、選考通過の可能性はかなり低いです。
■②諦めきれない時の対処法
ここでは、どうしても諦めきれない時に、企業にどう連絡すればよいか紹介していきたいと思います。電話とメールのどちらを使う際においても、重要なのは謙虚さを伝えることです!
5 書類選考期間は職種、年齢によっても異なる

■看護師や医者の病院への中途に関する書類選考は遅い?
結論から述べると、特に大きな病院へ看護師として応募する際の書類選考期間は非常に長いです。看護師は以前とは異なり希少な資格ではなくなり、高給の仕事でもありません。現状としては、近年特に大きな病院においては看護師としての応募がかなり多いです。
さらに、大きな病院の医者や看護師は24時間365日多忙な中で勤務しているために、なかなか採用業務に手を付けられないというのが現状です。そのため、結果的に看護師に対する書類選考期間が必然的に長引いてしまうのです。
具体的には、一般的な会社などの書類選考期間が2週間であるのに対して病院もしくは医療関係の機関においては3週間から一ヶ月が目安とされています。そのため、一つの病院などに拘るのではなく色々な病院や医療機関にできる限り多く応募することが大切です。そうしなければもし書籍選考に落ちた場合に大変大きな時間ロスという損失を受けることになってしまいますよ。
■アルバイトの書類選考はどれくらい?
アルバイトの書類選考結果は基本的には応募した日時から2,3日後には分かるでしょう。アルバイトに関しては書類選考期間が長引くことはあまりありません。
なぜなら、アルバイト採用においては書類においてスキルや技術などを見るのではなく住所や年齢などの個人情報を確認するという目的が一番主なものだからです。
しかしながら、不採用になった場合には書類選考結果が届かない場合が存在します。これに関しては、約一ヶ月後に連絡が来なかった場合には不採用だと考えて頂いて構いません。
■新卒と中途で書類選考期間が全く違う
新卒採用と中途採用の書類選考期間の長さを比較してみると、一般的には新卒採用の際の書類選考期間の方が長いです。新卒採用の書類選考期間の方が中途採用の書類選考期間よりも長引く理由として、中途採用は不定期に少人数を募集する場合が多いのに対して、新卒採用では特定の期間に一気に多くの人間を採用するからです。
そのため、選考の際にかかる時間や手間などが中途採用よりも新卒採用の方が多いのです。
さらに、中途採用の場合は特定の部署が選考を行うことが多く新卒採用のように人事部が一括にて選考を行うことがないために比較的に選考がスムーズに進みます。
その結果として、中途採用よりも新卒採用の書類選考期間が大幅に長引いてしまいます。
例:電話
「わたくし御社に応募した〇〇〇〇と申します。」
「〇月〇日に応募書類を送付させて頂いたのですが届いておりますでしょうか?」
届いています、と回答を頂けた場合
「送付して2週間ほど経ちましたが、ご連絡がなかったものでお電話させていただきました。ぜひ、面接の機会をいただければと思いますので、ご検討宜しくお願い致します。」と言って結果を待ちましょう。
例:メール
〇〇〇株式会社 採用担当者様
〇月〇日に貴社の求人に応募させていただいた〇〇〇〇と申します。選考結果をお伺いできればと思い、ご連絡致しました。結果の連絡まで〇日くらいと伺っておりましたが、その後ご状況はいかがでしょうか。ご連絡をいただける時期の目安だけでもお聞かせいただけますと幸いです。
ご確認の程、よろしくお願い申し上げます。
6.まとめ
どんな人でも書類選考期間中は、自分の選考結果がどうなるのか不安になったり、焦りが生まれたりするものです。しかし、焦っても仕方がありません。何度も言うことになりますが、大事なのは焦らず冷静にまって、自分の将来のために努力し続けることです!他社への選考への申し込みや面接準備や業界研究に全力を注ぎ、みなさんが良い結果を得られることを祈っています。今回の記事が皆さんのお役に立てれば幸いです。
最後までご覧いただき誠にありがとうございました。
日本一の資格マニアを目指して日々資格勉強に励んでいます!少しでも記事を読んで下さったら嬉しいです。